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【98】

RE:いつか来た道

カンバチ、 (2023年07月03日 21時30分)
谷崎潤一郎の「細雪」は名作である。

昭和13,4年ごろの関西の富裕層の家族の暮らしぶりを描いているのだが、
その頃日本はすでに戦争状態であるにもかかわらず、国民は日常生活を送っている、
という「異常性」が克明に描かれている。

昭和14年には、宝石類の輸入は全面禁止となり、
昭和15年7月には、七・七禁令で指輪・宝石類の製造販売が禁止され、
8月1日には、東京の盛り場で、20の婦人団体が、
「華美な服装は慎みましょう。指輪はこの際全廃しましょう」
と記した自粛カードを配り、ぜいたく品全廃を訴えた。

そういう状況の中で、この小説の主人公の一人は、
仕方なく、指輪を宝石箱に保管することにした。

この有り様を現代の我々はどう受け止めるべきだろうか。

すぐ隣の国、つまり、中国では日本軍が空爆を繰り返し、大量殺戮を行なっている、という事実に対し、
日本国民の感情とか感覚とかが、完全に麻痺している。

「贅沢は慎みましょう」
と呼びかけ、
その呼びかけに応じて、指輪を保管する。

今の日本人がそんな呼びかけをし、そんな行動をとるだろうか。

戦前戦中の日本国民の、戦争というものに対する無感覚ぶりは、
いったいどこから来ていたのだろうか。

谷崎潤一郎がこの小説を書いたのは戦前である。
戦前の日本国民の信じがたい感覚麻痺を見事に描いている。

古典的名作というのは、読むべきだと思った。
そして、この「感覚麻痺」は今のロシア国民にも当てはまりはしないだろうか、という気がする。

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RE:いつか来た道  評価

Akanorenn (2023年07月04日 19時23分)

こないだTikTokの切り抜き動画で見たんだけどね

広島原爆投下のフィルムを ある首脳会議?かなんか?で

流した際に

DS傘下の 操り大統領は 意気揚々と拍手 ((((;゜Д゜))))))) した







プーチンは 胸に手を当て 片手で十字を切った。

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