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【25】 | RE:≪マリー・ルイーゼ≫ ☆カンパチ☆ (2017年05月04日 16時30分) |
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畜産業の話≪5≫ 家畜としての牛は、ウシ科の動物120種のうち、 わずか1種(ウシ属のウシ)にすぎません。 「オーロックス(原牛)」が9000年前に家畜化されました。 反芻動物であり、4つの胃を持ちます。 その中でも第1胃はルーメンと呼ばれ、その大きさは成牛では100〜200リットルになります。 胃全体の80%、消化管全体の約半分。 ルーメンには細菌をはじめとしたさまざまな微生物が生息しており、 これらの微生物の活動により、 牛自身では消化できない植物の繊維質が発酵・分解されます。 栄養価の低い草のタンパク質を分解し、 良質なたんぱく質に変換する微生物もいます。 ルーメンはいわば巨大な『発酵タンク』。 人間にとって、牛は、人間がそのままでは利用できない草を肉や乳に変換する動物と言えます。 |
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【38】 |
☆カンパチ☆ (2017年05月16日 21時47分) |
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これは 【25】 に対する返信です。 | |||
畜産業の話≪6≫ アメリカ産牛肉と言った場合、 アメリカで生まれ育った牛の肉、 という訳ではありません。 JAS法により、 畜産物は最も飼養(飼育)期間の長い国を原産地とすることが定めれられています。 従って、例えば、 カナダで生まれ、5か月間飼養された後、 アメリカで10か月間飼養され、 最後に日本で7か月間飼養された牛の肉の原産地表記は 「アメリカ」となります。 同じように、「国産牛」と表示される肉が、 日本で生まれた牛の肉であるとは限りません。 では、「和牛」とはどういう牛でしょうか。 謎解きは次回に。 |
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