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【4451】 | RE:☆LOVE&BEER☆ カンパチ・環八 (2017年01月03日 10時19分) |
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>新しい生命への覚悟 >生涯かけて、(あるいは後付けでも構いませんから)もっていただきたい。 僕は子供がいないから、何とも言えないけど、 岡田尊司著「母という病」に、こんなことが書いてあります。 子供が好きでなかったという人も、 子育ての自信が無かったという人も、 運命のイタズラで親になってしまうと、 不思議なもので、親になるスイッチが入るようにできている。 ことに母親の場合は、子供を産むことで、娘から母親へと劇的に変身する。 その変身を引き起こすのは、 出産の際に大量に放出されるオキシトシンだ。 オキシトシンは陣痛促進だけでなく、 子育てという母性的行動のスイッチを入れる。 分娩の苦痛に耐えられるのも、 出産し、疲れ切っているにもかかわらず、 不眠不休で子供の世話に没頭できるのも、 オキシトシンによって母親に変身するからだ。 オキシトシンは母性的な献身を喜びに変え、ストレスや不安を緩和する。 だから、子供なんて嫌いと思っていた人も、いざ親になってみると、 立派に子育てしているというケースも少なくない。 後で考えると、あの頃は無我夢中だったということが多い。 この無我夢中が子育てのうえで、何よりも大事なことだ。 もし無我夢中になれないとしたら、それが一番心配なことだ。 悲しいことだが、全ての母親が子育てに喜びを感じ、没頭できるわけではない。 苦痛に感じられてしまう人もいる。 その違いはどこから来るのだろうか。 実は、同じようにオキシトシンが分泌されても、 それがどういう働きを引き起こすかには、個体差がある。 オキシトシンを感知する受容体が、喜びの中枢に沢山存在する人は、 子供をかわいがり、お乳を与えることが喜びとなる。 オキシトシンの受容体は、不安や恐怖の中枢にも多く存在するが、 それは、不安やストレスを減らす方向に働く。 オキシトシンの受容体が沢山ある人では、 子供を愛することが喜びとなるだけでなく、 子供を可愛がることで、不安やストレスも減少する。 ところが、オキシトシン受容体が少ししかないと、 授乳や子供の世話が、あまり歓びとはならず、苦痛に感じられ易い。 その結果、不安を覚え易く、子育てがストレスになり易い。 そして、オキシトシン受容体やオキシトシンの分泌を決めるのが、 幼い頃にどれくらい愛されたか、世話をされたかなのだ。 言い換えれば、虐待されたり、ネグレクトされたりして、 愛情不足の環境で育った人では、 オキシトシン受容体の数が増えず、またオキシトシンの分泌も悪く、 そのため、普段から喜びより苦痛やストレスを感じ易い体質になり、 それは子育ての時に顕著な違いとなって現れる。 幼いころに愛されなかった女性は、 子どもを産んだ後で産後うつ病にもかかり易かったり、 虐待のリスクが高かったりする。 それは単に心理的な問題ではなく、 生物学的なレベルの問題なのだ。 虐待して我が子を死なせてしまうといった事件が後を絶たないが、 それは、二重の意味で悲劇だと言える。 その悲劇の種は、加害者が、まだ赤ん坊だった頃にすでに蒔かれた可能性が高い。 母親が厳罰に処せられるということで片付く問題ではない。 近年の虐待の急増の背景には、 核家族化やシングルマザーの増加、貧弱な社会的サポートなど、 子育て中で母親にかかるストレスが増大し易い社会環境もさることながら、 愛情や関わり不足の中で育ち、 愛着システムが未発達な人が増えていることが影響していると考えられる。 元を辿れば、その若い母親も、母親から愛されなかったのだ。 |
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【4455】 |
きょんきょん (2017年01月03日 21時25分) |
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これは 【4451】 に対する返信です。 | |||
カンパチさん、まいどです♪^^ その本の事は、以前ご自身のトピにかいてはりましたよね。 とても興味深かったので、よく覚えています。 虐待については、最近はよく知られるようになりましたね。 新しいパートナーに気に入られたいがためにわが子を犠牲にする そんな例が後を絶たない…と、個人的には感じています。 ただ、異を唱えるようで申し訳ないですが 腹を痛めて産んだからって、愛着があるとは限らないんですよね。 …と、長々と結婚前の我が家の個人情報を書きかけたのですけどw うがー! 言葉が浮かばない!www 子供は、宝です。 こんなことを考えたり書いたりできるのが、ありがたいと思います。 ちょっと酔ってます^^; |
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