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【2929】 | 二男くんへ きょんきょん (2015年08月25日 21時13分) |
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つい最近まで、私らは、ぶつかり合ってばかりだった。 親の権限を振りかざし 子を思うまま誘導すべく 時に八つ当たりを含んだ制圧を繰り返した。 子は親に従うもの。 そんな考えは良くないと知りながら 気がつけば御託を並べたて、 とにかく、自分の思い通りにしようとしてきた。 反抗期なんだろ。 まるで子供のせいにして 自分のストレスさえもぶつけていた。 こんな私に育てられたおかげで 自由奔放子供らしくのびのび…というわけにいかなくなっただろうに… ゴメン。 そんなことを思いながら過ごしてきた。 けど 近頃の彼は 小言を言う私を ハイハイ!と笑い飛ばしてくれたり 軽やかにゴメンゴメン!と言ってくれる。 成長できない私を尻目に 力強く育つ君 またぶつかる日がくるだろうけれど。 |
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【2931】 |
サルですまん (2015年08月26日 15時49分) |
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これは 【2929】 に対する返信です。 | |||
子供の成長を願わない親は居ない。 いや、多分居ないはずだ。 最近の。理解不能な悲惨極まりない事件を見ていると。断言できないのだけれど。 それでも。 その殆どの親が。 わが子に『苦しい思いをさせたくない』とか『将来、困らないように』だとか。 自分の経験則を元に。子供に『要求』してしまう。 けれど。それは『子供が将来、悩むことの少ないように』と願ってのことだ。 されど。その思いや気持ちは。なかなか子供には伝わらない。 こんなに真剣に、あなたのことを考えているのに!!! とは、親の言い分。 俺の人生なんだから、俺の自由にしたいんだ!!! とは、子供の言い分。 親は、思う。 経験の少ないガキンチョが。ナニを偉そうに『わかった風な口を利いているんだ!!??』と。 子供は、思う。 今の時代を理解できても居ないのに。『自分の考えを押し付けるなよ!!!』と。 子供が、そばに居れば。 それはもう。悩みと苦労の連続だ。世界の中心は『わが子で廻っている』のだから。 子供は。『時間はまだまだある』と勘違いしている。 親は。『今のうちにしなければ』と勘違いしている。 どちらもが正しく。どちらもが間違っている。 そのハザマで。もがき、悩み、苦しみながら。親は子と。子は親と。向き合わなければならない。 いいとか。悪いとか。 それは、誰が正しくジャッジできるのだろう。 多分、世界中を探しても。そんな『審判』は居ないのだ。 時代がルールを作っていき、ルールが時代を変えていく。 手を伸ばせば。届きそうなのに。 指先はむなしく、宙を彷徨う。 それでも。 歩くことを『やめるわけには』いかない。 暗闇の中、自分のつま先が『どこに触れるか』なんて。誰にも判りはしないのだから。 なけなしの勇気を振り絞って。 『きっとこの先には光があるのだ』と信じて。 思うようには行かなくてさ。 思い通りに進まなくてさ。 悩むよねぇ。焦るよねぇ。 いっそ、居直ってしまえるなら。いっそ、全てを投げ出せるなら。 そう思いながらも。奥歯をかみ締めて。 誰かに馬鹿にされるより。 わが子に無視されるほうが傷は深い。 知っているよ。知っているよ。それはお前の『小さな反抗』なんだね。 ほんの少し。意地悪になってみたくなっただけなんだよね。 知っているよ。知っている。けれど。 やはり、それは辛いんだ。何よりも辛いんだ。 解ってくれとは言わないけれど。 解ってもらえるとは思っていないけれど。 それでも。解って欲しいんだ。 本当はね。淋しがり屋なんだ。親だからって、決して強くはないんだ。 大人がずるいのは。臆病だからだ。 大人が汚いのは。不安だからだ。 大人は。自分が『老いて行く』のを知っている。 老いて行くこの身で。お前に「何をしてやれるか」って。焦ってしまうんだ。 けれど。これだけは忘れないで欲しい。 この世界中の誰よりも。お前のことを愛しているのだ。 誰よりも。自分自身すらよりも。お前が愛しいのだ。 ごめんよ。 何もしてあげられなくて。 ごめんよ。 だらしない親で。 届かない想いかも知れない。 けれど。 いつの日にかきっと。 胸を張って。 ないものねだりは、どこまで続くんだろうか。 |
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