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【1318】 | 竿じょーの過去(推測) 前篇 さオ (2014年05月13日 15時08分) |
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さんはなさん。 大河小説の執筆、お疲れ様です。 いやぁ。 もうこんなカッコよくしてもらって、、、感謝・感激です。 勝手に想像してみました。。。。 こんな過去がありそうwww サブタイトル 「一杯のぶっかけウドン 〜 子供がまだ食ってるでしょうが!」 ある大晦日の晩、北の国。 「でぇりゃぁうめぇ」というウドン屋に、 子供2人を連れた貧相な男が入ってきた。 閉店間際だと店主が父子に告げるが、 どうしてもぶっかけウドンが食べたいと父親が言い、 店主は仕方なく父子を店内に入れる。 「あのぉ、一杯だけで...」 気の弱そうな父親がおどおどしながら注文。 店の主人は舌打ちしながら、 「け、この貧乏人が!」と 吐き捨て、仕方なく麺を茹で始めた。 店主の独り言が続く。 「コンビニで『ドンベエ』でも買って、家で食いやがれ。」 「すぐに店閉めるから、早く食べてよ。」 店主は、投げつける様にテーブルの上に ぶっかけウドンきっちり一人前を置いて 店の奥に去った。 実はこの父子は事故で母親を亡くし、 大晦日の日に母親の好きだった「でぇりゃぁうめぇ」の ぶっかけウドンを食べに来ることが年に一回だけの贅沢だったのだ。 「お兄ちゃん、早く食べよ。」妹のほたるが、兄の純に言う。 「父さん、おれ、おれ...」 「いいから、早く食え。」 「父さん、やっぱり、おれ....」 兄の純は、泣き出してしまい テーブルの上のぶっかけウドンきっちり一人前に 手をつけようとはしない。 店内の照明が消され、店主が告げる。 「800円ね。」 「え?去年まで700円だったんじゃあ...」 「厳しいご時世だからね、値上げしたのよ、先月から。」 父親はズボンのポケットから小銭を取り出す。 それを心配そうに見つめる純とほたる。 店主はテーブルの上のぶっかけウドンの器に手をかけて、 持ち去ろうとしたその時、、、 父はその手を押さえようとして、叫んだ。 「子供がまだ食ってるでしょうが!」 器は床に落ちて、割れてしまった。 それを呆然と見つめる、純とほたる。 「割れた器の代金500円、きっちり弁償してもらうゾ。」 店主は冷たく言い放つ。ズボンにあった小銭はジャスト1300円。 これで全てを失った.... 「もう二度と来るんじゃねぇゾ。」 店主の罵声を浴びて店を後にする父子3人。 家まで帰る電車賃もない。 極寒の北の国で父子3人は無事に家まで たどり着けるのだろうか...... 「お父さん、寒い...」 「ほたる、もう少しの辛抱だ。」 純は一言も口を利かない。 吹き付ける風と雪に、眼を開けることさえつらい。 地吹雪.... 自分たち以外は誰も歩いていない。 風の音しか聞こえない。 純は思う、なぜあんな店に父は入ったのか、と。 確かに、死んだ母さんはあの店のぶっかけうどんが好きだった。 でも、母さんはぶっかけうどんよりも、 ぶっかけられるのが好きだったのだ、 純は知っている。 そうだ、あの日の夜中.... 夜中に何かの物音、いや、人の声なのか、目が覚めた。 母さんが泣いているのだろうか.... 耳を澄ますと聞こえてくる母の切なそうな声。 「あなたぁ、ぶっかけてぇ、おもいっきり、顔にぶっかけてぇー。」 そうか、母さんはぶっかけられるのが好きなのか.... |
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【1320】 | ![]() |
パクチー(☆∀☆) (2014年05月13日 15時57分) |
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これは 【1318】 に対する返信です。 | |||
お見事 !!! よくサラサラ書けますね。 何か皆からお題とかワード出しあって 即興ネタなんて、どうすか?! おもしろそう。。。 よく、ええ話にあんなシモ入れて 違和感なく落とせますね。 昼間っからビックリしましたよ。ほんまに。 |
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