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【1424】 | 新作? もやっさん (2009年12月16日 01時16分) |
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In pursuit of the wild cat which had a fish in its mouth, she runs cheerily barefoot 俺はK。野球が好きだ。プロ野球選手になりたいとは思うが、 この世界、毎年社会人だけでなく高校生からも有望株が出ているし、 それ以上に会社の業績悪化でご多分に漏れず野球部廃部の危機に陥ってるのが現状だ。 住んでいるのは世田谷の住宅地に庭付きの一軒家。 世田谷というと裕福なイメージを持たれることも多いのだが 我が家は決して裕福ではない、ごく普通の中流家庭だ。 ただ親父が福岡から東京に越してきて、居を構えたのが世田谷なだけのことだ。 ただ家族は今時には珍しい少々多めだったが… そう言えば少し前に我が家で法事があったときに懐かしい顔が家に来た。 俺が子供の頃に近所の従兄弟の家にたまに遊びに行っていて、 俺の場合は用事があって行くというより従兄弟の奥さんに会うのが楽しみだった。 名前は少し野暮ったかったけど、美人だし、優しかったから好きだった。 そこの子供…従兄弟の子供を何というのか分からないが、その彼が法事に来た。 俺が子供の頃は家が近いせいもあってよく遊びに来ていたんだけど、 言葉もロクに喋れなかった彼が今やベンチャー企業をやってるっていうから驚いた。 車もデカイのに乗ってて、背もいつの間にやら俺よりデカクなって 時が過ぎるのも早いなって妹と話したっけ 俺はとあるバーに向かっていた。 その店は派手すぎず、静かすぎず、何か話をするのには好都合な場所だった。 今日はここで"弟"と会う約束になっていた。 何やら相談したいことがあるらしかった… "弟"といっても正確には姉貴の子供だから甥ということになるんだが、 姉貴は結婚後も世田谷の家で一緒に暮らしていたし、 子供の頃から一緒にいたから"弟"みたいなもんだ。 彼も兄弟がいなかったせいか、俺のことを『兄ちゃん』と呼んでいた。 そんな"弟"も小さいながら自分で商売を立ち上げていて、 "親戚"ほどじゃないけど、そこそこやってるらしかった。 地下の店の扉を開けて店内に入ると、7〜8人も座れば満席のカウンターに弟は既に座っていた。 『やっ、お待たせ』 『兄ちゃん、忙しいのにありがとう』 『いや、いいんだ。それで相談って何?』 『実は先週生まれた子供の名前をどうしようか悩んでいるんだ』 『好きなのを付ければ?』 『でもウチでは代々命名にルールがあるから…』 『そっか…俺もそうだもんな…もちろん君も…』 『だよね。小さい頃は名前で悩まなかったのに、大きくなると自分の名前が他の人と違うじゃない… 俺はもう仕方ないけど、子供にも同じルールで名前を付けていいのかな…って』 『名前は一生ついてまわるからな…親父やおふくろの時はまだあり得ない名前じゃなかったけど 俺や姉貴、君の母さんの頃になると無理が出てきたもんな』 『なかなかこれだってのを思いつかなくて…ヘタな名前だと子供がかわいそうだし』 『奥さんは何て言ってるの?』 『任せるって…子供の世話で名前を考えるどころじゃないって言ってる』 『奥さんを姉貴たちに紹介したときも大変だったね』 『そうなんだよね…ウチは人柄も大事だけど、名前はもっと大事だからさ ウチに合う名前の人じゃないと結婚なんて許してくれないもの』 『これが我が家に生まれたことの宿命ってやつかもな…』 この後、俺たち2人は名前のことで暫し話し込んだ… 誰か素敵な名前を考えてくれる人いないかな… ここで問題です。 私たち2人は誰でしょう。ヒントは有名人。 注 会話やシュチュエーションは結構創作入ってるけど元ネタあり |
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【1427】 |
戒菜♪ (2009年12月16日 10時40分) |
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これは 【1424】 に対する返信です。 | |||
おはようございます^^ いやー、早く自宅に帰るのも考えものですな。 ちょい二日酔い気味^^; んで、もやっさん。 >In pursuit of the wild cat which had a fish in its mouth, >she runs cheerily barefoot 俺なりに訳して見た。 お魚食わえたドラ猫追いかけて、裸足で駆けてく陽気なサザエさん^^ 合ってる? つーことは、Kはカツオ君でもう一人はイクラちゃんだな^^ >『でもウチでは代々命名にルールがあるから…』 魚類系の名前付けにゃならんから、そりゃ大変だよね♪ |
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