返信元の記事 | |||
【6142】 | 悪魔も泣き出す 〜18 フォッカー (2008年01月13日 00時19分) |
||
終了すると、獲得枚数は308枚だった… 少ない。 少し嫌な予感がする。 ヤメ時を模索している時は、台の出玉を考慮に入れたりする。 DMC特有なのだが、例えば、それまでデビルボーナスで350枚前後獲得出来ていた台が、400枚あるいは300枚程度しか獲得出来なかった場合、はまっていく事が多い。 逆に、はまりを頻発していた台が、調子よく当たりを重ねるきっかけになったりする時もある。 「台の何かが変わった」とまでは断言しないが、注意を払う事象だとは思っている。 思えば、沖スロを打っていた頃からの習性なのだと思う。 いわゆる「状態バージョン」と呼ばれる部類の機種を打っていた為、ボーナスを引いた時の変化に注意を払っているのだろう。 5号機になり、獲得枚数が均一化されたジャグラーなどは、ボーナス中のハズレに注意したりしている。 さて、このデビルボーナスの308枚… どう判断しようか。 『続行だな』 はまっていくにせよ、これからも出るにせよ、とにかく打ってみないと分からない部分がある。 はまりゆくのに、わざわざ打つのか… そう思う部分は否定出来ないが、はまるか出るかは予想に過ぎない。 そして、予想したのであれば、結果を知り、今後に活かしたい。 仮に、今の段階で投資分を回収出来てないならヤメを考えるが、プラス回収になっているなら、そのプラス分を考慮しながら打ちたい。 まして、DMCで0ゲームヤメなどは、した事がない。 箱と下皿のコインを見る… 2000枚くらいはありそうだ。 これなら第一段階のヤメまで回しても大丈夫だろう。 15枚役の落ち次第では、第二段階のヤメでもいい… そうして続けていると、左側の台が少し変わった音をたてる… 救済RTに入ったようだ。 チラッと見てみる、やはり画面が変わっている。 さっきまで、自分が散々見せられた画面だ。 打っている人の顔を見ると、さすがに怪訝な顔をしている… 自分もそんな顔をしていたのだろうか。 どんなにはまりがキツくとも、どんなに面白くない展開をしてようとも、それを顔に出したり、台を叩いたりはしたくないと思っている。 人が台を叩くのを見ると、やはり不愉快だしうるさい。 おまけに台によっては、レバーの接触も悪くなる。 今はさほど見かけないが、昔はレバーの接触が悪い台があった。 レバーを叩く事は、自分で気をつけ、気付く事が出来るが、顔の方は… にやけた顔もしたくはないが、せめて平常でいたいものだ。 そんな事を思いつつ打ち続ける。 ゲーム数は100Gを越えた、左手に握ったコインは10枚。 15枚役の落ちは、続行を許す範囲だ。 次に当たりそうなのは150G前後。 それを逃し、250Gまで回して当たらないなら、ヤメ… そんな考えが浮かぶ。 オーブ演出は時々くるし、液晶を使った子役告知も多い。 そう沈み込んでるとも思えない… だが、だからといって深追いは禁物だ。 はまる時は、救済RTまでだっていく。 150Gを越えた。 一枚役は一度もない。 何度か演出に発展したが、ボーナスを当てるまでいかない。 ただ、15枚役の落ちが悪い。 50Gを消化して2回… 最悪だ。 それでも一縷の望みを捨てずに回し続ける… 左側の人も、まだ当たらず回し続けている。 相当苛立っているのだろう、レバーを叩くのが乱暴だ。 気持ちは分からなくないが、そんな事をしても当たりを呼び込む訳ではない。 と、その時 薄暗いはずの店内が、明るくなりだした。 『しまった』 そう思った時には、アナウンスが流れていた… 『本日も、御遊戯下さり誠にありがとうございました。 本日は、明日の開店の為、10時半をもちまして、閉店させていただきます…』 〜続く |
■ 10,000件の投稿があります。 |
【6172】 |
フォッカー (2008年01月14日 01時21分) |
||
これは 【6142】 に対する返信です。 | |||
しまった、閉店時間が早い… 通常閉店の11時半までなら、まだ1時間以上ある。 だが、今夜は違う… 後10分くらいで閉店になる。 ミスった… 自分の地元では、こうして開店前日は、早目に閉店する事が多い。 早目に閉店し、翌日の昼12時開店というのが、もっともポピュラーだ。 いつも行っているホールなら、両替機に 翌日の開店、そして閉店時間が早いことを知らせる広告が貼ってある。 だが、今日来ていたホールは、最近開拓したホールで、開店前日がどうなのか全く分からなかった… うかつだった、まさかこうなろうとは… 閉店が早いのが分かっていれば、さっきのボーナスでヤメていた。 少なくとも、100G回した段階で見切りをつけていただろう。 現在のゲーム数は200G近い。しかも、15枚役の落ちが悪かったせいで、コインも随分減っている。 即ヤメすべきか、もう少し回すか考える… 考えながらも、手は止めない。 ここまで回したのだ、見切りの200ちょっとまでは回したい。 だいたい、手を止めない自分が、どうしたいのか結論を出しているようなものだ。 その時、ふと気がつく。 左側の台、まだ救済RT中だ。 見なくても分かる… 台を叩く音が聞こえてくる。 まったく、手の方が痛くならないのだろうか。 それでもチラッと見ると、怪訝を通り越し明らかに不機嫌な顔をしている。 自分のミスであろうに、台に八つ当たりするのは最低だ。 その時、自分の台が15枚役からオーブ演出に発展した。 15枚役のボーナス当選率は低い… あまり期待せずに続ける。 これが3G続き、ミッション指令へと展開した。 ミッションは槍の廊下… ハハハ、クリア出来る訳がない。 普段からクリアしがたいのに、期待薄な15枚役からではとてもとても… 画面をよく見もしないで、次のゲームに移る。 突然ボーナス確定の画面に変わる… ミッションをクリアしたのだった。 『うおっ』 驚きを隠せない。 ここでのボーナスは有り難い。 時計を見ると、閉店5分前。ボーナス終了0ゲームヤメ… といった所か。 引いたボーナスはデビルボーナスだった。 兄弟喧嘩が始まる… またしてもバージルが優性だ。 出来れば、獲得枚数が多い方がいい… だが現実は甘くない。 やはり兄貴は強い… バージルJACが続く。 ゲームなら、兄貴などコテンパンに出来るのだが… バージルの殺陣は美しい。 日本刀を武器にしているだけあり、一連の動作にもよどみがない。 大剣を振り回すダンテが剛直な動きなら、バージルは流れるような美しさを持ちスピーディだ。 とても双子の兄弟とは思えない… 「お客様、こちらのボーナス終了で…」 不意に声をかけられる。 時計を見ると10時半、バージルJACが多かったせいか、思ったより時間がかかった。 「わかった」 軽く首を縦に振り答える。 まぁいい、どうせ0ゲームヤメのつもりだ。1G連タイプの機種でもないし… 左を見ると、救済RTを打っていた人が、同じように声をかけられていた。 すると、下皿のコインを乱暴に箱に移し、足速に去っていく。 画面では、ダンテが少し寂しそうに歩いている… ボーナスを終え、箱にコインを移す。 後ろに立っていた店員が箱を持ってくれた… ジェットカウンターまで行くと、客は自分だけだった。 〜続く |
|||
【6171】 |
フォッカー (2008年01月14日 01時20分) |
||
これは 【6142】 に対する返信です。 | |||
「ありがとうございました。」 計量の結果は2198枚… 思ったよりあった。 十分プラスにはなるだろう。 カウンターに向かいながら、ジャグラーのシマを抜ける。 例の台のその後が知りたかった。 店員が見ている中、立ち止まってゆっくり見ることは出来ない。 通りすがりに見るのが精一杯だ。 ゲーム数は759Gを表示していた。 履歴グラフも、連チャンした後、一度深くはまっている。 棒グラフの頂上が点滅しているという事は、少なくとも700G以上はまったという事だ。 店員がいるのに、たまらずボタンを押してみる。 ゲーム数は1540… 随分はまったものだ。 恐らく、これだけのはまりを喰らった後、吹き返しで出ると思ったのだろう。 もっとも、一人が回したかどうかは定かではないのだが… 自分があの時、この台を譲らなかったら、どうしただろうか… 幸先よく当たりを引き、連チャン。 箱に貯まったのをいい事に、追い掛けたに違いない。 そう思うと、今夜この台に座らないでよかったと思う。 両替した金を財布にしまい、車に向かう。 車に向かいながら、今日の立ち回りを反省する。 結果的にはプラス収支になったが、やはり設定を考えての稼働ではない。 運任せのような立ち回りではなく、もっと違う何かを身につけたいと思う。 そして「折れない心」もテーマだ。 学校で学んだ「昨日までの立ち回りが、今日も通用するとは限らない」 そんな事態に陥った時、対応すべく色々な術、引き出しを増やさなければ… 「ホールでは誰も助けてくれない」 そう、ある意味、自分が選んだ台と戦うのと同じく、自分の中の自分と戦ったり、話し合ったり… 考えれば考える程まさに、日々研鑽だ。 そんな事を思いながら歩くと、車に着く。 後は、車がへこんでなければいいのだが… 車のどこかがへこんでいれば、多少のプラス収支など吹き飛んでしまう。 何年か前に、車のドアがへこんでいた事がある。 傷跡からすると、隣の車がドアを開けた時につけられた感じだ。 へこみは大きい訳ではないのだが、美しい曲線を誇る車なので、傷は目だった。 それ以来、車を停める時は注意するようにしている。 車に到着し、周りを一周する… どうやら無事なようだ。 乗り込み、エンジンをかけ、走りだす。 さて、コンビニに寄って帰るか… 帰ったら、学校のみんなと遊ぼう。 〜Fin 長らくのご愛読、ありがとうございました(笑) 今回をもちまして、終了とさせていただきます。 つたない駄文なのに、励ましのお声をかけていただいた り、讃辞のお言葉もありがとうございました(笑) |
|||
© P-WORLD