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【50】

スプリンターズ ステークス登録馬   編集  評価

初代ゆるせぽね (2023年09月24日 02時25分)



《アグリ》


馬名については人名からの引用

勝利した第67回阪急杯の口取り表彰式で元レーサーの鈴木亜久里(スズキアグリ)が「優勝 馬主」の名札を付けて登壇したため
関係者と判明し同氏の名が由来とされている


競走成績

【2021】

6.26阪神2歳新馬芝1400m(良)17591.7(1人)3着1:24.5(34.9)0.3川田将雅54タガノフィナーレ474

10.23東京2歳未勝利芝1600m(稍)13572.3(1人)1着1:35.6(35.0)-0.5川田将雅55(ジェットグリッター)482

【2022】

2.20東京3歳1勝クラス芝1600m(重)15593.3(2人)2着1:34.7(35.8)0.3川田将雅56ラスール488

4.3阪神3歳1勝クラス芝1600m(良)138123.1(2人)3着1:35.0(34.6)0.1川田将雅56メモリーレゾン486

7.23札幌3歳上1勝クラス芝1200m(稍)138122.9(2人)4着1:10.4(36.2)0.5横山和生54ドグマ488

8.28札幌3歳上1勝クラス芝1500m(良)14692.1(1人)1着1:29.6(34.6)-0.2川田将雅54(ディープリッチ)486

11.12阪神3歳上2勝クラス芝1400m(良)11782.4(1人)1着1:21.9(33.6)-0.6C.デムーロ56(トーホウラビアン)490

12.18阪神六甲アイランドS3勝芝1400m(良)15223.7(2人)1着1:20.3(35.2)-0.3松山弘平56(ヒメノカリス)494

【2023】

2.26阪神阪急杯GIII芝1400m(良)156113.8(2人)1着1:19.5(34.1)0.0横山和生57(ダディーズビビッド)496

3.26中京高松宮記念GI芝1200m(不)186126.3(3人)7着1:12.1(36.3)0.6横山和生58ファストフォース492

4.30沙田チェアマンズSPG1芝1200m(Gd)[注 1]88722.0(5人)[注 2]5着1:09.44(34.19)1.06C.デムーロ57Lucky Sweynesse491

9.10阪神セントウルSGII芝1200m(良)15584.1(2人)2着1:07.4(32.4)0.2横山典弘57テイエムスパーダ492

 
【49】

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初代ゆるせぽね (2023年09月23日 04時21分)




ラブズオンリーユー


ラヴズオンリーユーは競走馬としても繁殖牝馬としても歴史的な名牝ミエスクの血を引く母ラヴズオンリーミー(その父ストームキャット)
日本が誇る最強馬ディープインパクトを父に北海道・安平町のノーザンファームで誕生

その体に宿した血の力で
文字通りに世界規模の成功を収めた

ラヴズオンリーユーの世界的な成功は運命に導かれたものなのかもしれない

この世に生を受けた2016年3月26日は
全兄リアルスティールがドバイターフで悲願のG1初制覇を飾った日でもある

両馬を管理した矢作芳人調教師にとっても初の海外G1タイトルで
これを機に海外遠征で苦戦してきた厩舎の潮目が変わった

ラヴズオンリーユーの競走生活は華麗な血統にふさわしく完ぺきな形で幕を開けた

11月のデビュー戦から2連勝で2歳戦を終えると

明け3歳初戦の忘れな草賞を3馬身差の完勝で首尾よくオークスのゲートにたどり着く

迎えた大一番も勝ちパターンのカレンブーケドールを強靭な末脚でねじ伏せ
無傷の4連勝で世代の頂点に立った

しかし
快進撃は突然止まってしまう

蹄の炎症で秋華賞の回避を余儀なくされ
秋はエリザベス女王杯へ直行するも3着で初黒星

明け4歳はドバイに遠征したものの
新型コロナウイルスの影響により戦わずして帰国し
仕切り直しのヴィクトリアマイル以降も5連敗を喫する

オークスで下したカレンブーケドールやクロノジェネシス
桜花賞馬のグランアレグリアら同世代の牝馬たちが活躍を続ける影で
ラヴズオンリーユーは存在感を失っていった

トンネルを抜けたのは5歳初戦の京都記念だった

長く脚を使い
最後にもうひと伸び利かせるラヴズオンリーユーらしい末脚で1年9か月ぶりの白星を手にすると
次戦では前年に開催中止の憂き目を見たドバイシーマクラシックで激闘の末に小差の3着

これで完全復活を印象づけると
香港に直行してクイーンエリザベス2世Cを快勝し
兄妹での海外G1制覇を成し遂げた

帰国後は札幌記念をひと叩きしてからアメリカのBCフィリー&メアターフに挑戦し
ゴール前の差し切りでBC制覇を果たすと
引退レースの香港Cもゴール前の逆転劇で海外G1レース年間3勝を達成

年が明けて2022年1月30日に東京競馬場で引退式が行われ
その約2週後には米エクリプス賞受賞(最優秀芝牝馬)と
日本調教馬初の快挙を連発して華々しくターフに別れを告げた

  
【48】

メモリアル   編集  評価

初代ゆるせぽね (2023年09月23日 04時16分)




カレンブーケドール


デビューから16戦連続で掲示板を外したことがなく

引退まで重賞で2着6回・3着2回の好成績を残すも重賞未勝利であったため
「シルバーコレクター」と呼ばれることがある

生涯獲得賞金4億5805万7000円は
2勝以下の日本調教馬の中ではサウンズオブアースに次ぐ歴代2位

また「カレン」の冠名で知られる馬主の鈴木隆司の所有馬の中ではGI2勝のカレンチャンらを上回り総賞金1位
【47】

RE:《ゆるせぽね》   編集  評価

初代ゆるせぽね (2023年09月22日 23時21分)




ゴールドシップ


「気まぐれ」「破天荒」と称される際立つ個性で人気を博したゴールドシップは
2009年に北海道・日高町の出口牧場で誕生した

父ステイゴールドに母の父メジロマックイーンの“黄金配合”による賜物は
波乱万丈の競走生活でターフを湧かせ続けた

2歳7月の新馬戦をレコードで勝ち上がると
3歳初戦の共同通信杯は好位差しの完ぺきなレース運びで重賞初制覇

皐月賞では馬場の荒れた内を嫌って遠回りする各馬を横目に
最後方から経済コースに突っ込む「ワープ」で颯爽と勝利をさらった

秋は菊花賞でクラシック二冠を達成

有馬記念では古馬たちを豪快に差し切り
G1レース3勝の大活躍で最優秀3歳牡馬に選ばれた

明けて4歳は阪神大賞典で単勝1.1倍の圧倒的支持に応え

本番の天皇賞(春)でまさかの5着に敗れたものの
次戦の宝塚記念では巻き返しに成功

4度目のG1制覇で通算13戦9勝
2着2回と堅実な戦績を築いていた

ところが
競走馬が充実するはずの4歳秋からゴールドシップの何かが変わる

京都大賞典で単勝1.2倍を裏切ると
次戦のジャパンCでは2桁着順の大敗を喫し

有馬記念は3着ながら勝ったオルフェーヴルから9馬身半差の完敗

気分次第に我が道を行く姿勢を強めていった

5歳春は阪神大賞典と宝塚記念を連覇する一方

間の天皇賞は出遅れもあり黒星と1年前の繰り返し

その後はフランスの凱旋門賞に挑戦するも14着

有馬記念も3着とかみ合わない時間が続く

それでも
6歳の阪神大賞典を快勝し同一重賞3連覇の偉業を達成すると
三度目の挑戦で天皇賞(春)制覇

久々の連勝で
再び軌道に乗り始めたかと思われた

次は好相性の宝塚記念

阪神大賞典に続く3連覇へ単勝1.9倍の厚い支持を集めたが
ゲートで立ち上がると10馬身はあろうかという出遅れで惨敗

その後の2戦も掲示板に載ることなく引退を迎えた

ゴールドシップのG1レース通算6勝は歴代でも屈指の実績

誰もが認める実力を秘めながら
発揮するかは気分次第でファンや関係者を振り回し
それでも愛される稀有な存在だった

 
【46】

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初代ゆるせぽね (2023年09月22日 00時03分)




オルフェーヴル

ステイゴールド
母オリエンタルアート(その父メジロマックイーン)の下
2008年に社台コーポレーション白老ファームで生まれたオルフェーヴル

4歳上の全兄ドリームジャーニーは2歳王者かつ春秋グランプリ制覇の名馬だが
弟はクラシック三冠や凱旋門賞2年連続2着、さらには数々の“武勇伝”で偉大な兄を超える強烈な記憶を残した

オルフェーヴルは2歳夏の新馬戦を快勝するも
入線後に鞍上を振り落として放馬

記念すべき口取り撮影が中止となるハプニングを巻き起こした

その後は粗削りなレースぶりで勝ちきれないレースが続き
2勝目を挙げたのは皐月賞前哨戦のスプリングS

東日本大震災の影響により東京競馬場での開催となった皐月賞も勝利すると
続く日本ダービーでは不良馬場をモノともせず二冠を手にする

同世代に敵なしとなったオルフェーヴルは
菊花賞も完勝を収めて史上7頭目の牡馬クラシック三冠を達成

ゴール後に暴走して騎手を振り落とすハプニングはあったが
勢いそのままに年末の有馬記念も制して6連勝を達成し
堂々の年度代表馬に輝いた

凱旋門賞制覇を掲げた明け4歳では
起伏の激しい1年を送る

初戦の阪神大賞典では序盤から行きたがり
2周目の第3コーナーで外ラチ方向へ逸走

その後に猛然と追い上げて勝ち馬に迫る大立ち回りを演じ
天皇賞(春)は後方で折り合いに専念するも惨敗を喫する。その一方で
宝塚記念では馬群から突き抜ける圧巻の勝利を収めるなど
期待と不安を抱えてフランス遠征へ出ることになった

地元の名手スミヨン騎手を背に前哨戦フォワ賞を快勝したオルフェーヴルは
本番の凱旋門賞でも後方追走から直線で大外を豪快に突き抜ける

しかし
勝負ありの形勢から急減速で地元馬ソレミアにゴール直前で差されるまさかの結末

帰国後は短い調整間隔を押してジャパンCに出走したがジェンティルドンナとの一騎打ちで惜しくも競り負けた

5歳も現役を続けたオルフェーヴルは
大阪杯での完勝から宝塚記念を目指すも肺出血で直前に回避するアクシデントが発生

幸い軽症だったため秋は再び渡仏し
フォワ賞を連覇するも
凱旋門賞ではトレヴの豪脚に屈して再び2着に終わる

それでも
帰国後の有馬記念を引退レースに据えると
主戦の池添騎手を背にうっ憤を晴らすかのような8馬身差での圧勝

異次元の強さをファンの目に焼き付けて有終の美を飾った

種牡馬入りしたオルフェーヴルは
初年度産駒からラッキーライラックとエポカドーロがG1ホースになるなど活躍を見せている

 
【45】

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初代ゆるせぽね (2023年09月20日 13時35分)




ホッコータルマエ


父キングカメハメハ
母マダムチェロキー(母の父チェロキーラン)の間に北海道・浦河町の市川ファームで2009年に生まれたホッコータルマエ

2010年の北海道セレクションセール1歳で1575万円に落札されると
ドバイWCに3年連続で遠征するなどタフネスを武器にダート戦線で頂点を極めた

明け3歳の1月に迎えたホッコータルマエのデビュー戦は単勝107.7倍の11番人気

結果は11着という厳しい船出となった

しかし
2戦目は見違える内容で勝ち上がってみせる

新馬戦から半年後には古馬混合の条件戦で3勝目

次戦のジャパンダートダービーで重賞に初挑戦し

続くレパードSで初タイトルを手にする

その後
11月のみやこSから再始動すると古馬に一歩及ばない結果が続いたものの
5歳のフェブラリーSまでの14か月で16戦し
いずれも3着以内とタフかつ堅実無比に活躍

明け4歳から怒とうの快進撃を始めた

4歳2月の佐賀記念で2度目の重賞制覇を飾ったホッコータルマエは
5月のかしわ記念でG1級(Jpn1)初勝利を挙げ
6月の帝王賞も制してダートのトップホースへ出世

かしわ記念以降はG1級のみに出走し
引退まで最高峰で戦い続けることなる

秋の復帰からはJBCクラシックと東京大賞典
5歳初戦の川崎記念で3勝

中央G1制覇の宿題を残すことになったものの
一足飛びにドバイWCで世界へ挑んだ

ところが
未経験のオールウェザー(AW)走路の影響もあったためか
生涯最悪の16着に大敗

レース後にはストレス性の腸炎を発症し
現地で入院加療の事態に見舞われる

復帰には7か月を要したが
叩き2戦目のチャンピオンズCで待望の中央G1制覇を飾り復活

この年のJRA賞で最優秀ダートホースを受賞する

さらに東京大賞典と川崎記念をそれぞれ連覇して再びドバイWCへ挑戦すると
AWからダートに変わった走路で5着に粘り前年のイメージを払しょくした

帰国初戦では帝王賞を2年ぶりに制覇

若い力の台頭もあり秋は3連敗に終わったものの
7歳初戦の川崎記念で3連覇を果たすと同時に史上最多(当時)のG1級10勝を達成し
これが最後の勝利となった

その後もドバイWCに3年連続で参戦するなど元気な姿を見せていたが
チャンピオンズCの直前に脚部不安を発症して種牡馬入りした

 
【44】

メモリアル   編集  評価

初代ゆるせぽね (2023年09月18日 20時39分)




ナイスネイチャ

「名馬」といえばいくつもの大レースを制した馬が挙がるものだが
「心の名馬」と言うと少し話は違ってくる

素質がありながら大レースへの出走がかなわなかった馬や
好走すれど勝ち運に恵まれなかった馬

ファンに愛されたそんな名馬の代表的な1頭がナイスネイチャ

ナイスネイチャのデビューは90年の12月

2戦目に初勝利を挙げた後
翌91年夏に急成長を見せる

条件戦2連勝後
重賞初挑戦の小倉記念では
古馬相手ながらも好位から2着・ヌエボトウショウに2馬身の差をつける快勝

さらに京都新聞杯では
前年の阪神3歳Sの覇者・イブキマイカグラや、皐月賞2着のシャコーグレイドを下して条件戦から4連勝を飾った

初のG1・菊花賞ではレオダーバンの4着に敗退し連勝こそ止まったものの
続く鳴尾記念を制してデビューから1年で重賞3勝

先々のさらなる飛躍が大いに期待されるまでになっていた

そんな中で迎えたナイスネイチャにとって初の有馬記念は、勢いを買われて2番人気

内から抜け出したダイユウサク、メジロマックイーンには及ばなかったものの

4コーナー大外からよく脚を伸ばして3着と
4歳馬(旧表記)としては上々の結果を残して91年を終えたのだった

しかし
この3着が長い苦難の道のはじまりだった

92年は休養を挟んで秋に復帰すると
毎日王冠
天皇賞
マイルCSは3、4、3着

続く有馬記念はメジロパーマーの大逃走を許し
直線でレガシーワールドとともに強襲を見せるも及ばず前年に続く3着

前年は「健闘」でも
古馬になってのこの結果は「敗退」という言葉がちらついてくる

そして翌春は
日経新春杯2着
阪神大賞典3着
そして大阪杯2着とG2の3戦も勝てず終い

デビューからたった1年で重賞3勝を挙げた馬がいつしか「勝てない馬」へと変わっていた

秋は毎日王冠で3着に敗れると
天皇賞は15着
ジャパンCでは7着に終わり
3度めの有馬記念は10番人気という低評価にとどまった

レースはトウカイテイオーの復活勝利にファンが酔いしれたのだが
2着ビワハヤヒデから3馬身半差の3着に密かに追い込んでいたのが
ナイスネイチャだった

これで有馬記念3年連続3着

3連単どころかワイドすらない時代に
馬券では困った馬だったが
ここまで来ると「次も?」という期待も生まれてくる

翌94年夏には高松宮杯(当時2000m)で約2年半ぶりの勝利

有馬記念では3着を期待する声も大きかったが
優勝したナリタブライアンから離れた5着に終わってしまった

しかし
この秋は3戦すべて掲示板を外しており
なんと11番人気だったのだから健闘だろう

翌95年の有馬記念で9着に敗れるなど
結局G1に手が届かずに終わってしまったナイスネイチャ

しかし
後にワイド導入時のポスターに登場するなど
「3着といえばナイスネイチャ」というキャラクターはファンの心にしっかりと刻まれていた

 
【43】

メモリアル   編集  評価

初代ゆるせぽね (2023年09月18日 05時32分)




ジャスタウェイ

ジャスタウェイの父ハーツクライは4歳秋に完成してワールドクラスの強豪へ急成長したが
この父子が描いた成功の軌跡は実によく似ている

母シビル(その父ワイルドアゲイン)により社台コーポレーション白老ファームで2009年に誕生したジャスタウェイは
父同様に驚くべき変身を遂げて世界を制した

ジャスタウェイは2歳7月の新馬勝ちから2戦目には新潟2歳Sで2着

明け3歳のアーリントンCで重賞初制覇を飾り
その後には日本ダービー出走を果たすなどデビュー当初から十分に優秀な戦績を築いていた

ただ
3歳秋以降は毎日王冠と中山金杯で入着したものの重賞戦線でひと息及ばない状態が続き
4歳の夏が近づくエプソムCで久々の連対

さらに真夏の関屋記念
秋の毎日王冠と3戦連続の連対で徐々に成績を安定させていった

そして
次戦の天皇賞(秋)であっと驚く変身を見せる

ジャスタウェイは5番人気ながら単勝15.5倍
2.0倍の1番人気ジェンティルドンナら5倍以下の上位3頭には離された評価だった

しかし
直線の坂で抜け出す構えのジェンティルドンナに中団から猛然と襲い掛かり
並ぶ間もなく4馬身突き抜けて圧勝

1年8か月ぶりの白星を鮮烈なG1初制覇で飾る

その後
休養から復帰した5歳初戦の中山記念も5.3倍の2番人気と半信半疑の評価だったが
好位から3馬身余り抜け出す完勝で実力を再証明する

次戦のドバイデューティフリーではレース史上最大の6馬身1/4差
従来のレコードを2秒余り更新する圧勝劇でレーティング130を獲得

ロンジンワールドベストレースホースランキング首位に立ち
日本調教馬として初の世界ランキング1位に輝くことになる

帰国後の安田記念では単勝1.7倍の1番人気と信用を確たるものとし
極悪馬場に脚を取られながらもグランプリボスとの死闘を制して天皇賞から4連勝

秋は凱旋門賞に遠征し
勝利こそならなかったものの
ジャパンCで2着
有馬記念でも4着と上位に迫り
惜しまれながら現役を退いた

種牡馬入りしたジャスタウェイは初年度産駒のヴェロックスが牡馬クラシック三冠戦で中心を担う一方
マスターフェンサーは米ケンタッキーダービー遠征や交流重賞などダート戦線で活躍

3世代目のダノンザキッドはホープフルSで産駒初のG1制覇を飾るなど
父系の発展へ可能性を提示している

 
【42】

メモリアル   編集  評価

初代ゆるべろす (2023年09月17日 09時29分)




キタサンブラック


日本を代表する歌手の北島三郎さん(名義は有限会社 大野商事)が所有し
競馬界の枠を超えて注目を集めたキタサンブラック

“最強馬”ディープインパクトの全兄で
その血筋を買われて種牡馬入りしたブラックタイドを父に
サクラバクシンオー産駒のシュガーハートを母に北海道・日高町のヤナガワ牧場で生まれ

350万円で取り引きされた牡馬は
3年間の競走生活でG1レース7勝
歴代最高(当時)の18億7684万3000円を稼ぐスターへと飛躍した

キタサンブラックは明け3歳の1月31日と
クラシック出走には猶予のない時期にデビューした

その初陣では中団から直線の追いくらべを制す非凡なセンスを披露

皐月賞には無傷の3連勝でこぎつけて3着も

差し返しにいく勝負根性を発揮して大きな見せ場を作った

5戦目のダービーこそ大敗を喫したが
秋の菊花賞では内ラチ沿いから巧みに馬群を縫ってG1初制覇を飾る

次戦の有馬記念も3着に粘走

ただ
G1を含む重賞3勝と大活躍の1年ながら
不思議なことに単勝人気はデビュー戦の3番人気が最高だった

明け4歳を迎えると堅実な走りに一層の磨きがかかる

この年から新たなパートナーとなった武豊騎手を背に天皇賞(春)は逃げを打つと最後は差し返す勝負強さで2度目のG1制覇

追い込み決着の宝塚記念でも逃げてタイム差なしの3着と負けてなお強しの内容を残す

そして
秋初戦の京都大賞典を初の1番人気で勝利を収めると

続くジャパンCも絶妙なペース配分で逃げ切り勝ち

有馬記念はクビ差の2着に惜敗したが
この2016年は年度代表馬の栄誉を得た

5歳のキタサンブラックは全6戦で1番人気と信頼を不動のものとした

初戦はG1昇格後初施行となった大阪杯を横綱相撲で完勝

さらに天皇賞(春)ではディープインパクトの記録を1秒近く更新する破格のレコードで連覇と実力は頂点に達する

ところが
激走の反動で宝塚記念は9着に惨敗

単勝1.4倍と競走生活で最大の支持を得たレースは勝てなかった

それでも天は見放していなかった

秋の天皇賞は稀に見る不良馬場でゲートを出遅れるアクシデントがあったものの
後方からレースを進め直線では他馬が避ける内からロスを挽回して春秋制覇を成し遂げる

ジャパンCはレース後に落鉄が見つかる不運もあり連覇を逃したが

続く有馬記念を三度目の正直で有終の美

2年連続で年度代表馬に輝き
2020年には顕彰馬に選出された

  
【41】

メモリアル   編集  評価

初代ゆるべろす (2023年09月16日 06時52分)




モーリス


2011年に北海道・日高町の戸川牧場で誕生したモーリス

母メジロフランシス(その父カーネギー)は1928年に輸入された牝系から名門・メジロ牧場で育まれた

父スクリーンヒーローの祖母も1980年代に重賞5勝と活躍したダイナアクトレス
日本競馬に息づく血で世界を制した

モーリスは2歳10月のデビュー戦をレコード勝ちし
暮れに2勝目を挙げてオープン入りと早くから能力を見せていたが
明け3歳は4連敗と勝ちあぐねて夏前に休養入り

その間に美浦の堀宣行厩舎へ移籍すると
弱さのあった背腰のケアを最優先に立て直しが図られ
4歳1月の復帰戦から怒とうの快進撃を開始する

1000万下(現2勝クラス)から2連勝したモーリスは
オープンに再昇級の初戦でダービー卿CTに挑戦

ダイワメジャーのレースレコードを0秒1更新して重賞初制覇を飾る

2か月後の安田記念ではG1初挑戦ながら1番人気の支持を集め
先行策からヴァンセンヌの猛追をクビ差しのいで一気にマイル路線の頂点に立った

秋初戦は前哨戦を使わずマイルCSへ直行
その影響で4番人気と評価も下がったが
中団から突き抜けて史上6頭目となる同一年のマイルG1春秋制覇を成し遂げる

そして
次戦では香港マイルへ遠征

香港競馬史上
最高レーティングのエイブルフレンドとの対決に注目が集まる中で決戦を制し
4歳は6戦全勝で年度代表馬に輝いた

「種牡馬としての価値を高められるレース選択」を念頭に迎えた5歳シーズンは
ドバイ遠征の計画を蹄の不安で見送り
再び香港に渡ってチャンピオンズマイルから復帰する

香港マイルよりも手薄な相手関係で楽勝したモーリスだが
帰国後は安田記念でまさかの2着に敗れて連勝がストップ

2000mで戦うための試金石とした札幌記念でも
稍重の発表以上に荒れた馬場の影響からか2着に敗れてしまう

それでも
次戦の天皇賞(秋)では馬場の中央から堂々と抜け出す快勝で距離の壁をクリア

続く香港Cを引退レースとして三たび香港に遠征すると内ラチ沿いから3馬身突き抜ける圧勝劇で6度目のG1制覇を飾り
惜しまれながら現役に別れを告げた

種牡馬入りしたモーリスは2020年デビューの初年度産駒が重賞3勝の好スタート

豪州にもシャトル派遣されて産駒の出走機会を拡大するなど
成功への足場を着々と固めている

 
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