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【445】 | RE:ぶくぶくぶくなんな? lovelove0418 (2007年01月18日 07時55分) |
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・・・眠くなった。 シャワーを浴びようと立ち上がって浴室に向かった。 風呂上りの洗い髪がようよう乾いたところだというのに、頭から勢いよく熱いシャワーを浴びた。この1年、睡魔に襲われる度に何度も繰り返してきた行為。 短かった髪は既に肩を越えていた。濡れた前髪を指でかき上げ、顔を上げた。熱いお湯が、容赦なく顔面を打ち付ける。息を止め、暫くその感触を楽しんだ。 打ち付けるお湯は、顔から首へ、そして白い貧弱な胸の谷間を通り、お腹へ、そして足へと一気に流れ落ちていった。 不意に可笑しさが込み上げてきた。昼間来た、彼の友人の話を思い出したからだ。 「彼が、浮気をしていただなんて・・・。」 悲しみでもなく、苦しみでもなく、もちろん嫉妬でもない・・・奇妙な感覚。 「ふう〜ん・・・彼もやっぱり男だったんだ。」 まだ彼を愛していた頃の浮気を、初めて知った。 湯気で、うっすら曇った鏡に身体を映した。あの頃とは、心も身体も違う自分がそこに居た。もう何年も触られることを拒んだ白い身体。濡れた髪から滴り落ちる水は、既に冷たくなっていたが、飽きずに、ただじっと鏡の中の自分を見つめた。 寒さを感じ始めた頃、僅かに口元が緩んだ。そして再び、奇妙な可笑しさが込み上げてきた。 「上手くやったわね・・・。」 そう呟いてバスタオルで身体を拭き、パジャマに着替えた。途中でキッチンに向かい、冷めたコーヒーをカップに注ぎ部屋に戻った。そして、ロゼを1本ゆっくりと時間を掛けて吸い、何事もなかったようにパソコンに向かった。 まだまだ朝には十分時間がある・・・・。 |
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