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【4208】 | RE:一騎当千大好き サルですまん (2017年11月02日 14時50分) |
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☆こだわりのラーメン屋☆ お部屋の皆様。こんにちは。 唐突ではあるが、皆様はラーメンはお好きだろうか? 全国各地に有名なラーメン店が存在する我が日本。スープや好みもそれぞれだろうが、これはワスが以前、東京に行った時の話である。 仕事の関係で、東京に出た。 東京には、ワスが高校生の頃からの友人が住んでおり、今でも親交が続いている。 友人宅でひとしきり飲んで。その日は泊めて頂くこととなった。 翌日。 友人は「仕事があるから」と言うことで、一緒に家を出た。 ワスはその日、妙にラーメンが食べたくなったので、友人に美味しいラーメン屋さんを教えて貰うことにした。 東京都文京区。そこに、こだわりのラーメン屋があると言う。 友人と別れ、しばらく東京見物をしたあと。教えてもらったラーメン屋に入った。 店はかなり古くからあるらしく、飾り気も何もない、カウンターだけの小さな店だ。 店に入ると、店主がぶっきらぼうに「いらっしゃい」と、小さな声で行った。 「すいません。味噌ラーメンをください」と注文すると、店主は怒ったように「ウチは醤油しかやってねーんだよ!こだわってんだよ」と言ってきた。 「あ、すみません。じゃ、醤油ラーメンを」......流石はこだわりの店である。無口でぶっきらぼうな店主。職人と。そう呼ぶにふさわしいオーラすら感じられた。 「はいよ」と、カウンター越しにラーメンが運ばれてきた。 コショウを入れようとすると「まず店の味を確かめてからにしろよ。こっちはこだわってんだよ!」と。きつい声が飛んできた。 箸を割り、食べようとすると店主が「おい。最初はスープから飲めよ。何やってんだよ。ウチはなぁ、こだわってラーメン作ってんだよ!」と一喝された。 昭和の頑固親父の店。これは、さぞかし美味いに違いない。 一口啜ると。深みのある、それでいてほんのりと甘みさえ感じられるスープが、口の中に広がった。これは美味い。確かに美味い。 具材はシンプルで、一つ一つが他のじゃまにならないように散りばめられている。 入っているチャーシューも絶品の味だった。 「美味しいですね」とワスが言うと、店主はぶっきらぼうにまた、スポーツ新聞を広げて読み始めた。 ワスがラーメンを食べていると、そこに1本の電話。 面倒くさいのだろうか。店主は電話をスピーカーホンに切り替え、ネギを刻みながら電話に出た。 「いつもありがとうございます。○○でございます」......店主の手がピクリと止まる。 電話の相手は、さらに続けてこう言った。 「ご注文はナースコスチュームでパンスト破りのオプションでよろしかったでしょうか?」 暫くの沈黙............................... 「では、30分後に小柄な可愛い子をお届けしますね」 電話が切れた。 ワスは、どうしていいのかわからずに、ラーメンをすすった。 店主がポツリと。「こだわってんだよ。馬鹿野郎」と。誰に告げるでもなく、独り言のようにつぶやいた。 ーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーー これは、いつものように実話である。 |
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【4210】 |
みゆりんりん (2017年11月04日 08時13分) |
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これは 【4208】 に対する返信です。 | |||
サルしゃん☆☆☆ ぶひゃひゃひゃひゃーーーーーー!!! 仕事場でニヤニヤ、今も口元が緩んでますw いい!こだわり店主!! 全て頑固一徹、こだわりぬく性根なんだろう。 前振りが、腹立つくらいこだわりアルアルだったから、『こだわった挙句死ぬほど不味い』オチを想定してたんだが、まさかの! そっちー? きっとパンスト破りの時は、超こだわった破り型をするんだろうねぇ・・・ナースがドン引くほどの(爆笑) |
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