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【4015】 | RE:ただ、万トピ達成だけを目指している部 あちちち (2009年08月28日 01時42分) |
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オイラは子供の頃に一度 養子に出されそうになったことがあった 受け入れ先は北海道北部に住む親戚の家。 そこの主は母親と兄弟関係にあった 子供のいない、漁師の家。 そこがオイラに向けられた第二の家だった 次男であるオイラは、兄弟が多い我が家に飽きていて その突拍子もない誘いに乗り気になっていた 「養子」という言葉に特にアレルギーがなかったオイラは 自身のことを大事に受け入れてくれる環境を 欲してたのかもしれないな… 叔父が誘うその文句に、オイラはただただ乗り気になっていたんだ 続く。 |
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【4017】 |
あちちち (2009年08月28日 02時08分) |
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これは 【4015】 に対する返信です。 | |||
> 続く。 いつだったか 帰りの遅い父親が珍しく加わって 晩ご飯を家族で食べていたときのことだった 父親「今日は大事な話しがあるんだ」 そう言って箸を丁寧に置くと、兄弟一同は何事かと 父親の一言一動に目を奪われた 「あち…がな 初山別の叔父さんのところに行くかもしれないんだ」 シーンを静まり返る食卓 テレビからは志村けんの流行りネタが流れていた 「行く・・・って?」 静寂を破ったのは兄貴だった 皆 その言葉に驚きを垣間見せたが 心情の納得する言葉であったのか、また視線を父親に再び集めた 父親「うむ、 わかりやすく言えば お前らも知っての通り 漁師の叔父さんがな、後取りが欲しいんだとよ それで親戚の中で際立ったのが あちなんだよ」 父親は見せたこともない表情で話しを続ける 「うちはな、子供が5人 そのうち男の子が3人いるから 前々から言われてたんだ」 そう言うと、風呂のときも寝るときも外したことがない腕時計に おもむろに触れたのだった カチャ… その腕時計はいとも簡単に外れた 続く。 |
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