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【3981】 | 超!日本昔話 第4話 鶴の恩返C サルですまん (2017年08月04日 18時05分) |
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どうしてネタを自板に書かないのかって? 野暮なこと聞くなよ。←実は自分でもよく判ってないw 今は昔。 ある村に、ジーちゃんとバーちゃんが住んでおりました。 ジーちゃんが仕事から帰ろうと山道を歩いていると、一羽の鶴が、罠にかかって苦しんでおりました。 よく見るとその罠は、ジーちゃんの宿敵、隣村に住むジジーの仕掛けた罠だったので、鶴が逃げるのを手伝ってやることにしました。 家に帰ってその話をバーちゃんにすると、バーちゃんは「あのジジー、昔から嫌いだったから、いい気味だわ」と喜びました。 数日たった夜のこと。 家の戸を叩く音がします。戸を開けてみると、足に怪我をした美しい女性が立っておりました。 バーちゃんが女性を一目見るなり「ジーちゃん!!!あんた、自宅にまでフーゾク嬢を呼んだのかい!!!」と激怒。ジーちゃんは慌てふためき、女性に「チェンジで!」と言いました。 女性は、バーちゃんの勘違いを解くため、自分の素性を明かしました。 「私は、先日おじいさんに助けられた鶴でございます。今日は、その恩返しに参りました」というと、バーちゃんは「近頃のフーゾク嬢は嘘がうまいねぇ」と嫌味ったらしく女性を睨みつけました。 どうにか誤解をといた鶴。恩返しをさせてほしいと言うので、バーちゃんは「強制労働じゃないって証拠に、ここにサインをしておくれ」と鶴に書類を渡しました。 「私がいいと言うまで、この扉を開けちゃ駄目だよ」と。バーちゃんに言われた鶴。 奥の部屋に入ると、そこはブラック企業の強制労働施設でした。 働いていたのは、傘をかぶった地蔵様、つづらを背負った雀、穴に転がってきたおむすびを盗み食いしたネズミなど、ジーちゃんに頭の上がらない動物たちでした。 バーちゃんの指示で、鶴は名簿に載っている家庭に、次々と電話をさせられます。 「あんたは声が可愛いからね。いいかい。アポイントを10件取るまでは、電話を休めちゃダメだよ」バーちゃんの叱咤が飛びます。 鶴は、ありもしない『美しい着物』の営業担当となり、どうにか10件の訪問にこぎつけました。が、肝心の反物など、どこにもありません。 困り果てた鶴にジーちゃんが言いました。 『お前の美しい羽をもぎ取って、それをはたで織ればいいじゃないか」 鶴は言います。「おじいさん、おばあさん。そんなことをしたら、私はタヒんでしまいます」 するとジーちゃんは、鶴にサインさせた書類を出し「ここに『なんでもする』とサインしたのはお前だろう?」と、誓約書と書かれた紙を鶴に突きつけました。「契約違反した者は、マグロ漁船に乗ってもらうよ」 鶴は仕方なく、自分の羽をもぎ、はたを織り始めました。 「おじいさん。今からアポを取った家庭に訪問販売に行ってきます」 鶴は、血みどろの体を引きずりながら家を出ました。 鶴が向かった先は、アポを取った家ではなく、労働基準監督署とケイサツ、そして消費者生活センター、動物愛護団体でした。 鶴は、自分たちが働かされていた様子を密かに動画に撮り、証拠として提出したのです。 ジーちゃんとバーちゃんはあえなく捕まり、囚われていた動物たちは、全員、無事に帰っていきました。 連行されるバーちゃんが、鶴につぶやきました。 「あたしは、いつでも帰ってくるからね......... あい うぃる びー ばっく!!!」 村には、ひとときだけ。平和が戻りました。しかし。鶴が安心して眠れる日はきませんでしたとさ。 めでたくない、めでたくない。 【本日の教訓】 安易に、書類にサインをしてはいけません。内容は、よく確認しましょう。 |
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【3985】 |
みゆりんりん (2017年08月05日 10時46分) |
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これは 【3981】 に対する返信です。 | |||
今回はまた趣向が変わって来たね〜。 マジでよく書かれてると思うし、上手いオチだわ〜。 やっぱ関西圏の人だから、そういうの上手いのかな〜? 私は一本気の東北人だから、ウケはするけど、ウケられるようなネタは出来ないんだもん。 スモールスター達が一斉登場しちゃったけど、大丈夫? >しかし。鶴が安心して眠れる日はきませんでしたとさ。 一番悶々するスッキリしない終わり〜(笑) 鶴、可哀想だぁ〜w |
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