|
 | | トップページ | P-WORLDとは | ご利用案内 | 会社案内 | |
| 返信元の記事 | |||
| 【3935】 | 新ジャンル・超！日本昔話 サルですまん （2017年07月21日 19時13分) |
||
|
今は昔。あるところにおじいさんとおばあさんとMOMO太郎が暮らしておりました。 おじいさんは山へ芝刈りに行くこともなく、おばあさんは川で洗濯すると「環境破壊につながるから」と川へ近づくこともなく、昔、MOMO太郎が鬼ヶ島で掠め取ってきた財宝をあてに、贅沢に暮らしておりました。 しかし、財宝がいつまでもあるわけではありません。 おじいさんやおばあさんは、未来設計も建てないままに、湯水の如くに財宝を使っては贅沢三昧。普段、持ち慣れない大金を持つと『人はダメになってしまう』という格言を、地で行くような生活ぶりでした。 ある日のこと。 いよいよ、財宝も底をつきかけ、貯蓄もしていなかったおじいさんとおばあさんは焦り始め、MOMO太郎に言いました。 「これ、MOMO太郎。ゴロゴロしていないで、ちっとは働きに出なさい」 仕方なくMOMO太郎は、アチコチの企業に面接に出かけますが、資格もなく、労働経験のない『昔は勇者だった漢』に、世間の風当たりは冷たかったのです。 以前なら、テレビやメディアに出演したり、武勇伝を書いてその印税などが入ってきたのですが、いつまでも同じ話題に世間が喜んでくれるわけではありません。 知名度だけはある『あの人は、今』のような現実に、MOMO太郎は愕然としました。 「仕方がない。パチンコでなんとか、稼ごう」と思いましたが、いかんせんズブの素人。店長の持つ不思議ボタンの前に、脆くも敗れ去り、生活は、さらに悲惨なものになりました。 役場に生活保護の申請を出そうかとも考えましたが、ヒーローとしてのプライドが、それを許しませんでした。 アルバイトや派遣で、暫くの生活をつなぎ。辿り着いた先は鬼の経営するブラック企業でした。 鬼たちは、鬼ヶ島を追い出されたあと、都会に出て会社を設立していたのです。 「昔、私達を懲らしめた伝説の男も、今では我々の部下に成りはてたか」 青鬼人事部長に嫌味を言われながらも、背に腹は変えられません。やれるところまで、やっていくしかないのです。 朝早くから、夜遅くまで。ろくに休憩も貰えず、MOMO太郎は鬼どもにこき使われておりました。 「こんな生活、いつか抜け出してやる!!!」と心に誓ったMOMO太郎の前に、かつて、共に戦ったトイプードル、ポケットモンキー、キジバトが現れました。 「MOMO太郎さん。こんな所で何をやっているんです！あなたは戦わないのですか！」 MOMO太郎は言います。「今の俺は、もう牙をなくしちまったんだよ..........」中二病が板についたセリフをカッコよく喋りました。 昔にきびだんごを貰った恩を忘れていない3匹は、MOMO太郎のために何かできないかを考えました。 トイプードルが鬼に甘えているスキにポケットモンキーがパソコンをハック、キジバトが騒いで撹乱を起こし、見事に、この企業の弱点を暴くことに成功しました。 企業の弱点と労働基準法を無視した証拠をすべて揃え、企業を相手に恐喝に成功。 再び、山のような宝物を手に入れ、意気揚々とおじいさん、おばあさんの元へ帰り、無駄に贅沢な暮らしを続けましたとさ。 めでたし、めでたし。 | |||
| ■ 5,320件の投稿があります。 |
| 【3937】 |  |
RE:新ジャンル・超！日本昔話
みゆりんりん (2017年07月22日 08時55分) |
|
| これは 【3935】 に対する返信です。 | |||
|
にゃはは〜 サルしゃんｗ 現代のMOMO太郎は世知辛いねぇ〜。 じいちゃんばあちゃん、ダメダメ過ぎだろう（笑） 泡銭を持った典型的なパターンなｗ ＞企業の弱点と労働基準法を無視した証拠をすべて揃え、企業を相手に恐喝に成功。 アメリカンドリーム的にならず、あくまでブラックな感じなのが、まさに今風ｗｗｗ 結果オーライ？ じいちゃんばあちゃん死んだ後、また崩壊の危機が待ってるだけのような（笑） 今も昔も、評価されるべきは ＞昔にきびだんごを貰った恩を忘れていない3匹は、MOMO太郎のために何かできないかを考えました。 日本では既に失われたんじゃないかと思われる『義』 楽しめましたよぉ〜♪ |
|||
© P-WORLD
