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| 【323】 | 鉄火巻きで失った恋（妄想ver）�� ニコ豆ちゃ （2008年04月18日 04時10分) |
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＞さあ、明日はいよいよデートだ！ ＞明日はトモコに………zzzＺＺＺ *************************************************************************** そしてデート当日を迎えた。 もちろん待ち合わせ場所は道頓堀だ。 過去の苦い思い出を楽しい思い出に塗り替えるために。 映画のチケットは既に購入済みだ（ナイス太っ腹♪) なくさないよう、ミラショーンのポーチに入れ、しっかりと脇に挟んだ。 後は僕のトモコが来るのを待つばかりだ（うきゃきゃっ♪) それにしても、ひっかけ橋にナンパ目的で来てる軽薄な野郎は最低だな… 僕とトモコの崇高な愛を見て少しは反省するがよい。 …しかし、待てど暮らせどトモコがやって来ない。。 １時間経過。。。。。 「もしかして、急に病院から呼び出しがあった？」 少し不安になる。 ２時間経過。。。。。。。。。 「も、もしかして、事故にでも遭ったんじゃ…？」 不安でいてもたっても居られなくなる。 とりあえず、トモコの家に電話を掛けてみることにした。 家族なら何か事情を知ってるかもしれない。 トゥルル〜トゥルル〜 プチッ ト 『はい、もしもし』 鶴 『えっ、トモコ？えっ〜？なんで家にいるの？』 ト 『なんでって？今日、仕事お休みだから』 鶴 『だって今日は２人で映画を観に行く約束だろ？』 ト 『もしかして、ナナマルゴビー？映画の件なら最初に断ったじゃない』 鶴 『えっ〜〜？最初、私は“危険な情事”が観たいとか言ってなかったっけ？』 ト 『そんなこと言ってないわよ！私は“行けんな。常時”と断ったじゃん！！』 ガチャ！！ ツーツーツー… えっ？えっ？えっ？ ぼ、僕の勘違い？ いやいやいや、まさかそんなはずはない！！ だったら、あの熱烈なラブレターは一体何だったんだ！？ 鶴太朗の脳内回想↓ 「トモコはあなたに惹かれていくのがコワかったけど 退院したらぜひ二人きりで会いたい あなたが私を見る、ナース服の中の私の体の中の 骨の中の細胞までトロトロに溶かすような イロエロビームに実はもう私はメロメロなの」 ↑これは何だ！？夢だったのか？まさか、そんなはずは…そんなはずは… 僕は頭の上に乗せてあったティッシュボックスを 手に取り、再びじっくりと読み返してみた。 「トモコは看護婦なのに患者のあなたに ドン引きしていくのがコワかったけど 退院したらぜひ二人きりで会いたいと 精神科医のフィアンセが言ってたわ あなたが私を見る、ナース服の中の私の体の中の 骨の中の細胞までトロトロに溶かすような イロエロビームに実はもう私はナエナエなの…アホちゃう？」 えーーーっ！！ そんなぁぁあああーーーーーっ！！！！！ ・・・・・ ふと涙がこみ上げてくる。 思えば大阪に来て半年…ロクなことがなかったな。 自慢のリーゼントは時間と共にワンレンに変化していた。 金八風に髪をかきあげた瞬間、大きな男と目が合った。 グリコの看板が呆れたように両手を伸ばして、あくびをしているではないか！！ 僕は嗚咽を漏らして泣いた…ひたすら、むせび泣いた… その時である。一人の女性が僕に声を掛けて来た。 『あなたの幸せを祈らせて下さい』 あの時の彼女であった！！ よく見ると僕のストレートど真ん中のタイプ(つのだ☆ひろ的美女)だった。 そう、その名も ト・モ・コ。 | |||
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| 【325】 |  |
RE:鉄火巻きで失った恋（妄想ver）��
ちょりんＰ (2008年04月18日 13時50分) |
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| これは 【323】 に対する返信です。 | |||
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＞あの時の彼女であった！！ ＞よく見ると僕のストレートど真ん中のタイプ(つのだ☆ひろ的美女)だった。 ＞ ＞ ＞ ＞ ＞ ＞そう、その名も ト・モ・コ。 *************************************************************************************** 僕の返事はお構いなしにまたまたお祈りのポージングに入る“つのだ☆トモコ” その瞬間である 見えない力が僕の背中を押した 『お祈りもいいですが、僕と映画なんてしゃれこみませんか？』（キマッタな） 完璧な標準語、そしてさわやかな笑顔（絶対、絶対、キマッタな） 僕は挙げかけの彼女の右手を掴むと驚き目を見開いて固まる彼女の手をひいて 道頓堀の人ごみをかき分けながら歩いた 彼女は握られた手を固く閉じ体をこわばらせ僕にひきずられるように引っ張られついてくる ずいぶんとウブな女だ、振り向かなくても分かる 程なくして映画館の前に到着 僕はワンレンをかきあげ最高のスマイルで振り向くと彼女に言った 『イッツア、ショータイム！さあ、映画を楽しみましょう、お嬢さん！』（キマッタな） 完璧なネイティブスピーキング、そしてさわやかな笑顔（絶対、絶対、キマッタな） 『さあ！お…嬢さ…ん……？』 僕は僕の左手の先にいるトモコ………もとい、左手の先にある食いだおれ人形を見て唖然とした… （一体いつの間に彼女と食いだおれ人形が入れ替わったのだ？） （道理で手のひらを固く閉じて僕にひきずられるようについて来るわけだ…） 言葉をなくして立ち尽くす僕の目の前に人ごみからトモコ（本物）が息も絶え絶え登場した 『ちゃうちゃう！それトモコちゃう！ そいつは食いだおれ人形やないかいっ！』 僕の天然炸裂が一気に二人の距離を縮めた 二人で顔を見合わせて笑う 『映画ばみよっとっと？』 うむ、この方が断然僕らしい 『せやな』 笑顔の彼女 二人は今度こそ本当に手を繋いで映画館へと入っていった |
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