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【30】

SBファン倶楽部

俺は好きだ! (2008年01月23日 11時22分)
スーさんの作品です(4)。



『オラの家族 Vol.12 アニキ』

 今回はアニキの話である。
 勿論,オイラは『薔薇族』でも『サブ』の愛読家でもない。
 そういう意味でのアニキではない。
 血の繋がった,れっきとしたアニキである。

 数年前,アニキは道路交通法違反で検挙された。
 速度超過である。
 オービスに引っ掛かったのである。

 アホである。
 何故なら,オービスのあった道路は通勤に使う道路だったのである。
 いつも行き来していたのである。
 場所も知っていたのである。

 それにも拘らず,アニキは赤い光を浴びた。
 全くのドアホである。
 ただ,速度超過をしただけならば,そうアホでもない。

 このアホ,とんでもないことをしでかした。
 このアホのしたことは・・・
 警察に手紙をしたためたのである。
 「オービスに写っているのは,私ではありません」と言い訳を文書で送ったのである。

 数日後,アニキのいないアニキの家に屈強なポリスメンがいらっしゃった。
 所謂,『デカ』である。
 2人組みである。
 ご丁寧にオービスの写真も見せてくださった。
 事情を知らない義姉は,写っている写真を見て,「アニキです」と証言した。
 アニキは義姉に何も言っていなかったのである。
 義姉は何も考えずに証言してしまったのである。

 アホ家族である。
 アニキはドアホである。
 義姉もアホである。

 警察権力に何回も立ち向かったことのあるオイラから見れば,素人の『ゴト』である。

 ※ 『ゴト』とは,裏仕事のことである。

 もっとうまくやらんかい。
 きちっと絵を描かんかい(カバチタレ風)。
 このドアホが!!!

 その後,アニキは10数万円の罰金を払い,2ヶ月の免許停止をくらった。

 イニ,この話は役に立ったか?

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【34】

SBファン倶楽部  評価

俺は好きだ! (2008年02月01日 19時50分)

スーさんの作品です(5)。



『たもちゃん vol.8』

 オイラの嫁が小学生の頃の話だったという。

 北海道の短い,そして暑い夏の日だった。
 たもちゃんは「トヨエス」を運転していた。
 「トヨエス」とは,その頃農家で多く使われていたトラックの種類である。
 オイラと嫁の推理では「トヨタ エース」の略と睨んでいる。
 
 たもちゃんが運転していた理由は,製糖工場へ行くためだった。
 助手席には,オイラの嫁が乗っていた。
 幼い嫁は,昼下がりの暑い日差しの中,熟睡していた。
 その頃は,車にエアコンなんて殆ど無かった。
 ましてや,トラックには付いているわけも無い。
 当然,窓は全開である。
 
 窓からは風のほかに,色々な物が入ってくる。
 その時は,蜂が入ってきたらしい。
 いきなり狭い空間に閉じ込められた蜂は,身を守るために必死だった。
 その結果,蜂は寝ていた嫁を攻撃目標にした。
 
 当然,幼い嫁は痛さで目が醒め,泣いた。
 たもちゃんはトラックを停めた。
 そして,愛しい娘を苦痛から解放するために行動した。
 当然の親子愛である。

 誰もたもちゃんを責めることはできやしないだろう。
 たもちゃんの取った行動は,蜂に刺された我が子の頬に,アンモニアをかけたことだった。
 自家製の。
 しかも,おもいっきり。

 幼い嫁は,さらに大きく泣いた。
 今度は,痛さのためではない。
 あまりの異臭にだ。

 そう,たもちゃんは我が子に〇〇シャワーを浴びせたのだ。
 自分の手に少量の尿を取って,刺されたところに付けたのではない。
 もろに浴びせたのである。

 恐るべし,たもちゃん。


注 

禁止ワードの制限により一部伏字を余儀なくされた。
〇〇は「顔面」である。
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