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【276】

RE:立木見 〜親〜

あちちち (2012年01月20日 16時59分)
「ふぅ  」


彼のその言葉と同時にカウンターに置かれた丼

中はほどんど空っぽだ


「どーでした? この店お薦めなんですが」僕は恐る恐る聞いてみた


「…旨い  チャーシューがしっかりしてて、見た目ほどこってりもしていない
 それにこの良心的な価格…! まさにラーメンの宝箱やー」


一見饒舌に評論しているようだが、きっと最後の文句が言いたかったに違いない

僕はそう確信していた



何わともあれ、初対面の友達に紹介したラーメン屋が気に入ってくれたようで
素直に嬉しい


それから僕達は、車中をニンニク臭さで充満させながら
僕の自宅へと向かった



え?  なぜ自宅に行くかって?


それは昨夜…

あち「明日さー 話していた人と会って、空港まで送るからー」

嫁 「え?空港まで行くの?  …じゃあ私達も行くわ」

あち「なんでよ、大丈夫か?いい人だと思うけど初めての人だぞ」

嫁 「空港に出来たドラえもんのアミューズメントに行きたいの」

あち「あぁ… あそこね、まぁいいんでない? 会う人には予め言っとくよ」


それが原因だった




こうして僕は、ピワドで知り合った人と初めて会った日に
自らの家族も会わせることとなった




ほどなくして僕の自宅前に着いた





続く

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【277】

RE:立木見 〜親〜  評価

あちちち (2012年01月23日 10時13分)

自宅の前に着いた  …着いたが、妻子はまだ出てこない

僕は自宅の玄関に行き中の様子を確認していると、子供たちにジャンパーを
着せるのに悪戦苦闘している様子だった

まったく。。 予定している時刻を過ぎているというのに
我が家のこのルーズさには困ったものだ


ほどなくして用意が整い 一同車に向かった


助手席には変わらず彼が乗っている


「ちゃんとご挨拶するんだぞ」 そう娘に予め言っていたので
娘は挨拶しようとしたのかな


でも 少し躊躇した


娘 「パパ…あのさ」
あち「ん? どした? さあ車に乗れ」


娘がさらに耳打ちしてくる


  「あのね… パパの友達ってさ        オジサンなんだねwww」



…(;´д`)ぐったり



幸い、そのやり取りは彼に聞こえないみたいだったが、
これを読んで気を悪くしてないだろうか…


僕は、娘のその言葉にこう答えた



「オジサンじゃないよ、ただ、パパより少し年齢が上なだけさ
 そもそも友達っていう括りに年の差なんてないのさ」




それが言い終わる頃、娘は既に乗車していた




続く
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