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【237】 | RE:生徒会長物語 弱小店主任 (2009年10月24日 11時47分) |
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主任「予算も何も…実績あるんだしほっといても月謝とかでなんとかなるんじゃないの?」(まただ、心にもない事を言ってしまった。) 瑞樹「あんた、会長のくせにその口のきき方なんねん?会長だからって何を言ってもいいとは違うけんね?」 主任「ん・・・ま、まぁ・・・」 邪美子「じゃあさ、とりあえず去年と同じ予算で決めて、以後練習や大会でもっと必要になったら、予備を回せばいいんじゃない?」 瑞樹「・・・まぁ、しゃ〜ないの。副会長が言うんやったらそれでええわ」 主任「・・・」(やっぱり好きになれないな。。。) いつもこうだった。それまでも、そしてこの後も。なぜこいつ(邪美子)は、事あるごとに俺に付きまとって来るんだろう?お節介焼きとも思わなかったし、もちろんありがたいとも思わなかった。むしろ、うざったいな…とさえ思えてきたその頃、ある事件が起こる。 それは、会長就任後に全校生徒の前に初めて立ち、挨拶をしなければならない、その日の事である。 この学校は、特定の行事を行う度に生徒会長が挨拶をするという、本人からしてみれば面倒この上ないところであった。目立ちたがり屋さんであれば、ぐうの音も出ないのであろうが。 挨拶をするだけ、と言ってもどうしたものか。今までにそんな経験した事なかったし、するハメになるとも思っていなかったから…全てはあの時何も考えず挙手していた自分が悪いのだが。。。 邪美子「挨拶の内容、考えようか?」 はっきり言って、助かる。散々心の中で悪態付いていた相手に助けてもらうのである。情けない、でもそんな事関係ない。みんなの前で恥をかくくらいなら。。。 |
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【238】 |
弱小店主任 (2009年10月24日 11時56分) |
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これは 【237】 に対する返信です。 | |||
そして、全校集会当日。私はガラにもなく緊張し、いつもは遅刻ギリギリの登校であったにもかかわらず、その日は掃除のおじさんしかいない、まだ人気のない時間についてしまった。 参ったな。。。緊張して落ち着かない。とりあえず教室に行って少し寝ようかな、と自分の教室3-5へ向かうとそこには邪美子の姿が。 主任「あれ?おはよう。。。こんな時間に何してるの?」 邪美子「あっ!主任君おはよう。今日は全校集会でしょ?主任君の挨拶の下書きがどうしてもうまくいかなくて・・・気になっちゃったから早く来ちゃった」 主任「(マジかよ・・・)あぁ、悪いね。そこまでしてもらっちゃって。でも、ホント適当でいいから。短めのやつで。」 邪美子「そうは言っても初めての挨拶だし、いい印象持ってもらえた方がいいでしょ?もう少し待ってってね」 主任「わかった。ごめんね本当に。ちょっと野球の朝レンでもしてくるわ」 そう言って私は教室を後にした。 |
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