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【23】 |
たいちょ。 (2006年01月12日 08時26分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
「いいええ!ホント美味しいです。どうもありがとうございます。Nさんの奥さんになるひと、幸せですよね」 あまり正面切って瞳をきらきらさせながら褒められると、なにかこそばゆい感じもする。 「さあ、どんどん食べてください。あ、そうだ。パソコン立ち上がりましたけど、音声と字幕どうしますか」 「え〜と、どちらがお奨めですか?」 「僕、日本語吹き替えと日本語字幕、同時に出すのが好きなんです。ごはん食べながらでもわかりやすいし、 翻訳のニュアンスが微妙に違ってるのが面白いですよ」 こういう見方をしてることを人に言うと珍しがられるのだが、Mさんは「じゃそれでお任せします」 と素直に言ってくれた。 ほどなく「アザーズ」が始まった。 俺自身は、劇場公開とDVDリリースのときにそれぞれ観ているのでこれで三度目だったが、 ある意味今回が一番楽しかったことを告白しなければならならないだろう。 正直に言うと、映画を食い入るようにみつめるMさんの横顔に、度々みとれていたのだ。 画面から伝わる様にゴシック調の空気にひたり、登場人物の謎めいた行動に一喜一憂する面差しは、 まるで少女のようなあどけなさ。 仕事中にみせた落ち着いた様子と違って、新たな魅力を知る事ができた。 いいな、このひと。素直に思った。 整った目鼻立ちもだが、 なにより内面からにじみ出る性格の良さが表情に顕われ、彼女をより美人に見せている。 やがて物語は、唐突に真の姿を表して終わりを告げる。Mさんは静かに流れるエンドロールを、 両手を口にあて瞳を大きく見開いてみつめている。 よほどラストが意外だったのだろう。心底驚いた様子だったが、我に返ったようにこちらに顔を向けた。 . |
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【22】 |
たいちょ。 (2006年01月12日 08時24分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
彼女も、意識してないように振る舞ってはみたものの、やはり知らない男と一緒に暮らすということは、 若い女性にとってまったく平静だというわけではなかったのだろう。Mさんのように真面目なひとなら尚更だ。 「あはは、予行演習みたいでいいですね。後学のためにも、気が付いたことがあったら駄目出ししてくださいよ」 だから俺はあえて婚約者がいることをアピールして、安心してもらおうと思った。 「ええっ、そんな。偉そうなことは言えませんよお」 軽い調子で言ったのがよかったのか、Mさんも顔を綻ばせた。 「さ、そんなことより飯喰いましょう!」 炒め物とパックに入った白米をテーブルに並べ、その隣に自分のIBookを置いて、俺は尋ねた。 「ところでDVDは何観ます?どんなのがお好みですか」 「そうですねえ…。わたし、洋画とかはよく知らないんですよ。だからこの機会にと思うんですけど」 じゃ、まずは残酷描写がなく、雰囲気と意外性のあるストーリー展開の「アザーズ」だろう。 最近の作品だからとっつきやすいだろうし。 IBookを立ち上げ、DVDを入れて設定画面が現れるまでには少々時間がかかる。 「さ、どうぞ食べちゃってください。 味はいまひとつ自信がありませんけど」 「はい、それじゃいただきます!」 彼女はきちんと両手を合わせてから、まず炒め物のほうから箸をつけた。 「美味しい!これ、ウチのおかあさんがつくるよりも美味しいですよ!」 心底驚いたように彼女は言った。 「そりゃよかった。“こんなもんが喰えるか!”って卓袱台ひっくり返されたらどうしようかと思ってたんで すよ」 一応つくってる間に、いつもより多く味見してたから大丈夫だろうと踏んでいたのだが、 予想以上の賛辞にこちらも嬉しくなり、つい軽口が出た。 . |
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【21】 |
微笑みマリン (2006年01月11日 17時03分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
♡ こらこら、kamachanたん ゆっくり待たんナイト! ♡ たいちょ。「元気ぃ?」GOGOマリン風 (敬称略) |
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【20】 |
kamachan (2006年01月11日 11時47分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
たいちょ。さん、「近畿」トピに負けないで! 「九州」のおいらが、応援してるから。気張れ♪ んで、続きは? (^^)/~~~ |
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【19】 |
たいちょ。 (2006年01月12日 12時54分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
極秘じょーほー♪ 近畿トピのトピ主の○○○○くんは な、な、な、なぁんと剥けてないらすぃです。 かぁいいDQNなんだね(はぁと ************************* 「勿論。お口に合えば、ですが」 「だって、ウインナーだけかと思ってたから…」 驚くほどのことではないと思うのだが、彼女は心底意外だったようだ。 「いいんですよ、一人分も二人分も手間は一緒ですし。それに、ふたりで食べたほうが美味しいですよ」 「そうですか…」 「あの、なんなら僕がいるうちは、一緒につくっちゃいましょうか? 」 俺の申し出に彼女は心底驚いたようだった。 「でも…それじゃ悪いですよ」 「だから手間は一緒ですから。勿論材料費は割り勘で」 彼女は少しの間俯いて考え込んでいたようだが、やがて顔をあげると 「それじゃお願いします。そのかわり、わたしがお部屋とかお風呂のお掃除、それと食器の洗い物をしますから」 「別にそこまで気にしなくてもいいんですけど。まあMさんがそう仰るなら掃除のほうはお願いします」 俺は料理はともかく、掃除は苦手だったのでMさんの申し出はむしろ有難かった。 「あ、でもお茶くらいは入れさせてくださいね」 とMさんは買ってきた緑茶を急須の中に入れはじめた。 図らずもこれからの生活の役割分担ができた。 「あ、でも食べてみて不味かったら考え直してもいいですよ」 俺が振り返りつつ冗談を言うと 「そんな!大丈夫ですよ、こんなに美味しそうないい匂いがしてるのに」 なんかいい感じだな、と思った。まるで新婚生活みたいでと思ったが、流石に口には出せないでいると。 「ふふっ、まるで新婚さんみたいですね」 思ってたことを言われて一瞬手を止めてMさんの方を見ると、Mさんは、あっ、と驚いたように 「すいません!変なこと言っちゃって…」 俯いたMさんの整った顔がみるみる赤く染まっていった。 つづく。。。 |
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【18】 |
たいちょ。 (2006年01月11日 08時41分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
一部のマニアックなふぁんのみなさんお元亀でしたか? おまたせしますた♪つづきをどーぞ ************************* 食事は簡単に、肉や野菜と一緒に、彼女が買ってきたウインナーを炒めることにした。 何年も愛用しているコンボ・クッカーをコンロにのせて暖め、バターを溶かし肉と野菜を炒めていると、 Mさんが風呂掃除が終えて部屋に入ってきた。 「わあ、いい匂いですね!」 膝下までまくりあげたチノパンから、まっすぐ伸びた白い脛が眩しい。そのまま横に来て覗き込む 「いいな、料理が上手で」 「はは、数こなしたら上達しますよ、誰でも」 そうは言ってみたものの悪い気はしない。 しかし、改めて思ったが、妙なシチュエーションだ。 婚約者とすら一緒に住んでいないのに、若い女性と同じ屋根の下で暮らし、厨房に並んでいる。 しかもけっこう魅力的な相手と。 ウインナーに切れ目を入れる手元を見ているMさんの姿をそっと眺めた。 長い黒髪は今日は朝から後ろでまとめている。女性にしては背はやや高い方だが、 とりたてて長身というほどでもない。 すらりとした立ち姿は、仕事中何度も見惚れたくらい姿勢がよかった。しかし… 手元を眺めるのにやや前屈みになっているためか、大きめのコットンシャツの襟元が緩み、 薄いピンクのブラジャーに包まれた、抜けるように白い膨らみが覗けて見えた。 俺はどきっと弾んだ自分の鼓動が、彼女に聞こえるのではないかと錯覚した。 清楚な外観なだけに意外な色香が、白い胸元から匂いたつようだ。 「おいしそうですよね、本当に」 Mさんの声に慌てて視線を逸らしたから、多分気づかれてはいなかったと思うのだが。 「そうですか、まあ、あんまり期待しすぎないでくださいね」 努力の甲斐あってか、声を上擦らせることなく答えられた筈だとは思うのだが。 「ええ?これ、わたしも食べていいんですか?」 彼女は目をまるくして訊いてきた。 . |
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【16】 |
微笑みマリン (2006年01月10日 02時52分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
♡ たいちょ。の前にたいちょ。なし たいちょ。は たいちょ。 ♡ AAも文才も お有りですねぇ。 ホレました! |
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