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【150】 | RE:パチ業界を健全化する為に議論するトピ 業界解説者A (2011年10月08日 21時40分) |
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蒼白い彗星さん はじめまして >東西ドイツの統一とは、背景、状況がまったく異なりますからね・・・。 仰られる通りかと・・現在までの流れはその通りですね。 >一なので、自国民の意思は無視されている形になっている。 「他国の都合」によって南北分断が維持され続けているということですよね? その「分断の価値」は一切、南北双方の自国民には無い・・・ということは「判ってはいるが、甘んじている」のでしょうか? 特に過酷な水準に落ち込んでしまった北の人たちの中には「どげんかせんとぉ!!」なんて立ち上がる憂国の士は現れないのでしょうか? 脱北者が激増しているところ見ると「厳しい情報統制下」とはいえ中核に位置する大多数の人たちは「真実」を知っているわけでしょうし・・・「クーデター」が起きない方が不思議ですよね? 歴史的にはこうしたケースの打破は「信頼されている側近や親族」が義憤に駆られて・・と言う形をとるのでしょうが・・・ 「なぜ統一できないか?」の原因を自国以外に求めている限りは・・・主権の確立はできないのかも 1991年のソ連崩壊と中国休眠中の時期が、最高のチャンスだったのでしょうが・・・その時に、日米の支援を得て国民が立ち上がっていれば・・その際は、「満を持して・・」という機運が溜め込まれていなかったのでしょうか・・そもそも無いのかねぇ 結果論ではありますが・・・機を逸したと でもねぇ・・・・中国が北を「軍事防波堤」として維持したいと捉える解釈は時代遅れではないでしょうかねぇ 既に内陸奥深く自由圏の価値観や実情は伝わっているし、「共産主義」という理念は、形を変えた独裁という非効率さが確認されているし・・・ 表玄関を開放しているのにトイレの近くの裏戸を厳重に施錠しているような頓珍漢な感覚がありますけど・・ 中国やロシアに「閉塞した北」の利用価値があるとは考え辛いなぁ 特に中国は「開放の蜜」を存分に味わってますから・・「北の王朝気取り」を厄介な昔馴染みとして持て余しているのでは? ですから・・最近の韓国が「中国のあれもこれも韓国が起源だぁ」なんちゃって主張で刺激するのは・・どうなんですかねぇ?? そうした動きは、今や時代遅れになった「緊張」をネタに譲歩を引き出す南北合作?とさえ勘ぐりたくなりますわな? そろそろ・・自立主権に目覚めたら・・と |
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【170】 |
蒼白い彗星 (2011年10月10日 14時58分) |
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これは 【150】 に対する返信です。 | |||
業界解説者Aさん、お返事どうもです。 ちょっと長くなります・・・ まず厳密には朝鮮戦争は終わっていないので、実質戦争の影の主人公である大国の都合で南北は分断されたまま現在に至る、と表現するのが適切かと思います。 ここからは、南北分断の経緯をザックリと・・・ まず米国のソ連に対する反発から、北緯38度線を境界線とした南北分割統治が始まります。結果、米ソの対立に加え南北それぞれに様々な勢力が乱立して、政治思想の対立が激化し、半島は極めて不安定な状況に陥ります。 そこで米ソ両国は横暴ともいえる政治介入を行い、ソ連は金日成を、米国は李承晩を、それぞれ据えて、その他の勢力をことごとく排除・粛清していきました。 最終的に北は金日成による北朝鮮、南は李承晩による韓国が設立され、南北の対立は決定的なものになります。なお米ソとも国家樹立が完了すると、さっさと軍政を解き、ほぼ撤退していきました。 そんなわけで、両国とも米ソのエゴのぶつかり合いがスタートですから、甘んじるを通り越して完全な蚊帳の外状態だったわけです。 そして朝鮮戦争が勃発。そもそもは北朝鮮による南への侵略戦争でしたが、途中からの常任理事国参戦により、もはや朝鮮半島の一国同士の戦争の枠からはずれていきました。米軍中心とする多国籍軍は中国進行まで視野に入れ始め、一歩間違えれば第3次世界大戦に発展しかねない状況へと変貌していきます。 それを恐れた米ソ両政府は停戦を模索しはじめ、最終的に北緯38度線付近を停戦ラインとする案が採択されました。結局、米国とソ連の戦争に変貌しちゃってたわけです。 長々となってしまいましたが、双方とも政治思想が違うだけで、独裁政権という点では何も変わりませんでした。 韓国が先に独裁政権の終焉を迎えましたが、それでも10年かかりましたし、軍事政権に変わっただけで民主国家とは言い難いもの。80年代後半にようやくまともな自由選挙が実施され、90年代に入って民主主義国家として認知されはじめました。 対して北朝鮮はご存知の通り、金政権の独裁状態が現在まで継続され、弾圧や粛清も現在進行形です。民衆は情報統制で何も知らされず、何かを知るもの、何かを企てるものは例外なく弾圧や粛清の対象となり消えていきます。中核を担う人々は全てを知っているでしょう。でも、その人々の大多数が金政権の忠実な手足なのです。 ソ連崩壊後は確かに統一への数少ない機会だったかもしれません。ただ、その頃には南北の政治構造、経済力の乖離が決定的でしたから、米国による北朝鮮への軍事介入以外方法は無かったでしょうが・・・無論、国際世論の支持は得られなかったでしょうから、やはり無理だったのかな・・・。 >でもねぇ・・・・中国が北を「軍事防波堤」として維持したいと捉える解釈は時代遅れではないでしょうかねぇ >特に中国は「開放の蜜」を存分に味わってますから・・「北の王朝気取り」を厄介な昔馴染みとして持て余しているのでは? 中国が開放しているのは、経済・産業分野が中心です。思想に対しては著しい制限があり、政治体制は共産党による一党独裁体制を維持し続けています。 もし朝鮮半島が著しい民主主義体制への傾倒、情報・思想に対する自由が認められるなどした場合、隣接することになる中国にとっては、自国体制を弱体化させる懸念が生まれます。ネット規制の半端なさも、その表れでしょう。北朝鮮の存在は体制維持をより確実にする、それなりのメリットを持つことになります。だからこそ、多額の経済的支援が行われたりするわけです。 ・・・すみません。スレチなことで長くなりました。 |
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