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【635】 | RE:カンパチ・ベルガーX 環八 (2015年01月21日 21時58分) |
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<p−4> 次に(2)ですが、(1)ほどではなくとも、ナルシズムです。 鳴かせて見せる、ということは、相手を自分の思い通りにして見せる、 ということですから、 ナルシストの欲求である『支配欲』を表しています。 また、鳴かせたうえで、そのことを他者に見せつける、というわけですから、 プライドの塊と言っていいのではないかと思います。 (3)は、一見ナルシスティックではなさそうですが、 いずれは鳴くであろう、即ち、いずれは自分にかしずくであろう、 という確信があります。 相手がかしずくように、すでに手を打ってある。あとは、かしずくまで待っていればよい、というわけです。 陰険なナルシズムを表しています。 やはり、支配欲がむきだしであり、(2)と大差はないのです。 結局、三者ともにナルシストであり、自己中心主義者ということです。 信長、秀吉、家康が、急に『コドモ』に見えてきませんか。 そうです、ナルシストというのは、コドモのまま成人しちゃった人です。 もし、善人が詠めば、どういう句になるか、というと、おそらく、こうです。 『鳴かぬなら、鳴かなくてもよい、ホトトギス』 鳴かないホトトギスを全面的に受け入れる、ということです。 それが『愛』です。 さて、では、ナルシストというのは、なぜナルシストになったのでしょうか。 そして、ナルシストを『善人』へと導くことはできるのでしょうか。 |
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【636】 |
環八 (2015年01月21日 21時59分) |
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これは 【635】 に対する返信です。 | |||
<p−3> また、女性に比べて、男性はナルシストです。 プライドが高いですから。 プライドというのはナルシズムの一つでして、プライドの高い人がそばにいると、くたびれます。 おだててやらないといけないし、 ちょいと、『あの人の方が上だと思うな』などと言おうものなら、 激怒したり、激しく嫉妬します。 これは、男性が遺伝的に持つ攻撃性に原因すると思います。 攻撃性=ナルシズムです。 りえママは、自己愛を満たすためにりえを支配束縛していたのであり、 それが愛することだと勘違いをし続けた人、即ち、ナルシストでした。 おそらく、りえママは、常々、 『あなたのことを思って、やってあげてるのよ』 とか何とか言い続けてきたのではないか、と思います。 「あなたのことを思って」というセリフに、 子というのはからきし弱いものです。 このセリフは、 『子に対する愛』から発せられているのではなく、 子を支配従属させ、束縛するために 『母の自己愛』から発せられているのだ、 ということに、母も子も共に気づかないのです。 悲劇です。 一般に『君のためを思って言ってるんだ』というセリフは、 ナルシストの殺し文句です。 言われた方は、まるで、呪いにかかったかのように、相手の言いなりになってしまいます。 このセリフを口にする人物は、決して、相手のためなど考えていません。 自分の考えや価値観を押し付けているだけです。 オレは正しいのだ、オレの言う通りにしろと言いたいだけです。 相手を言いなりにしたいのであり、自分が決定権を握っています。 『君のためを思って言ってるんだ。私の言うとおりにしろ』 まさにナルシズム全開です。 本当に相手のためを思っているのなら、 『○○してはどうかと思うんだけど、どうかな』という問いかけになります。 あくまでも決定権は相手にある、という態度であり、相手の主体性を尊重します。 ナルシズムを表す有名な句があります。 (1)鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス (2)鳴かぬなら、鳴かせて見せよう、ホトトギス (3)鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス まず、(1)ですけど、これは、ナルシズムを極端化させた性格で、おそらくサイコパス(反社会性パーソナリティ)だろう、と思います。 他者を、自分の利益になるかどうかで扱いを決めるので、 自分の利益にならない者、即ち、自分の思い通りにならない者は切り捨ててしまいます。 ホトトギスは鳴くべきであり、鳴かないホトトギスなど、用はない、 というわけです。 非情な超自己中と言えます。 |
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