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| 【315】 | 鉄火巻きで失った恋（妄想ver）�� ニコ豆ちゃ （2008年04月16日 03時23分) |
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＞しかしトモコが毎日、申し送りの時間に涙ながらに ＞「病棟を替わりたい・・・」と訴えていたのを、僕は知る由もない ＞ ＞ ＞ ＞まさか・・まさか・・・トモコ違い？ ******************************************************************** いよいよギブスが外される日が来た。 嬉しいはずなのに、それがトモコとのお別れの儀式のように思えて… 僕は寂しさと切なさで胸が苦しくなる。。 医師が電動ノコギリを持って病室にやって来た。 『 ういぃ〜ぃん… ガリガリ！ ういぃ〜ぃん… 』 電動ノコギリの音色が泣いてるように聴こえた… しかし僕の感傷とは関係なく絶妙なノコさばきでギブスが外されて行く… パカッ！！ 『 はい、上のは取れましたよ(笑) 』と医師。 ( 上のは？ ) 恐る恐る足元を見て…僕は我が目を疑った！ ギブスの下からローラースケートが出てきたのだ。 ( こ、これは…！！☆！ ) 僕は急いでオニューのはちまきに着替えた。 今こそ、トモコに「素敵な僕」を見せつけるチャンスだ！！ もちろん退院後は「僕の素敵なところ」を見せて あ・げ・る♪(うきゃきゃっ) そして勢いよく病室を飛び出した！ ところが… あ、あれ？何かおかしい？(汗) 片足の筋力が極端に落ちて、うまく滑れないのだ。 『 こんなブザマな滑りではトモコに愛の告白はできない… 』 ふと涙が込み上げる。。 再び病室に戻ろうとした瞬間、緑色の小さな男と目が合った！ なんと、非常口の表示板が『片足だけで滑れ！』と応援してくれてるではないか！！ 僕はプリンシパルになった気持ちで、ナースステーションまで 『 アン・ドゥ・トロア♪ アン・ドゥ・トモコ♪ 』 と呪文のように唱えながら片足だけで優雅に滑った。 『 あっ！トモコが居たぁ〜♪ 』 何やら他の看護婦と談笑中らしい。 トモコが一人になった時を見計らって告白をしよう。 僕は柱の影から、様子を伺いながら じっと待つことにした。 どうやら僕の話題で盛り上がってるみたいだ。 そこで僕はある衝撃的な事実を知らされる。 ***************************************************************************** 鶴太朗くん、イメージアップ阻止の術〜 | |||
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| 【316】 |  |
RE:鉄火巻きで失った恋（妄想ver）��
ちょりんＰ (2008年04月16日 10時46分) |
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| これは 【315】 に対する返信です。 | |||
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＞僕は柱の影から、様子を伺いながら じっと待つことにした。 ＞どうやら僕の話題で盛り上がってるみたいだ。 ＞ ＞ ＞ ＞ ＞ ＞ ＞ ＞ ＞そこで僕はある衝撃的な事実を知らされる。 ＞ ＞ ＞ ＞***************************************************************************** 「ほんまぁ？」「ほんまやでぇ」 「ナナマルゴビーってアホちゃう？」「んな殺生なぁ」 （大阪弁ってかぁいいな〜♪） 同僚と他愛のないやりとりを笑顔でかわすトモコ 話題の中心は“ナナマルゴビー（705Ｂ）”に関することらしく そろそろ退院の近い705Ｂの請求書を作成したところ “箱ティッシュ・○○本、立替金” が“手術および入院治療費”よりはるかに高くなりそうだ というにわかに信じ難い話だった 話を面白くしようと大げさに言ってるのだろう？ と、同僚から盛んに責められるトモコ 彼女たちは楽しそうに笑っていたが 僕はワナワナと怒りに震え完全にテンパった （705Ｂってヤローはとんでもない変態だな！ヲイ！） （そんな変態ヤローが“僕の”トモコに日々看護されていたなんて！） （許せん！断じて許すまじ！！） つい小１時間前にギブスが外れたばかりの僕に何ができるかなんて分からない それでも僕は705Ｂに拳の一発でもお見舞いしないと気が済まなかった 僕は最後の力を振り絞って片足でローラーを回転させ705号室を探した 705Ｂを地獄の果てまで追いかけるつもりだった 705号室が7階になければ8階、9階…どこまでも探しつづける決意で （705… 705… 7…05号室… あった！！） （………。） 僕は扉の前で深く一度深呼吸 他の患者さんに迷惑が掛からないよう静かに扉を開ける そして、静かに静かに自分のベットに横になった… （ナナマルゴビーって俺のことかー！！） （ナナマルゴビーって俺のことかー！！） （ナナマルゴビーって俺のことかー！！） そんな変態の僕になぜトモコがなびいたのかはわからない 聞くところによれば、若手の医師との婚約も近々控えていたらしい彼女 ほんの浮気心だったのか？ 今となってはそんな気もする それでも当時はわからなかった 僕は彼女ととりつけた初デートの約束に喜びでいっぱいだったから |
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