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【1142】		けろけろ９９９の旅けろこ（2005年06月26日 18時18分)
ケーテル「鉄郎・・お腹もいっぱいになったし」「私は少し図書室でゆっくりするけど」「鉄郎はどうする？」鉄郎「僕も行くよ・・でも、本は苦手だな・・」ケーテル「読書もたまにはいいものよ」「素敵な本に巡り会えるかもしれないわ」二人は図書室のある車両へ向った鉄郎「ん？何だ・・この本は・・表紙に絵が書いてるだけで」「中身は真っ白だよ・・ケーテル」ケーテル「ふふふ・それはね、心で読む本といってね」「いいから、ページをめくって心で読んでごらんなさい」「きっと素敵な事が見えてくるわ」「鉄郎の懐かしい思い出かしらね・・ふふふ」鉄郎はページをめくり、読んでみることにしためくったとたん、字が浮き出てきた・・・まるで本が、話かけてるように・・鉄郎「ん？君は誰だい？」本君「私は、君の心の本・・さぁ・・旅にでよう鉄郎」鉄郎「・・・・？」本君「思い出してみて・・」「子供の頃、夢中になって絵を描いていたこと」「朝早く起きて、友達とカブトムシをとりにいった事」「飼っちゃいけないって、言われた猫に・・」「こっそり、餌をあげにいっていた事」「見つかって、叱られたけど・説得できた嬉しかったあの日」「土を丸め、お団子をつくり、うまく出来ると嬉しくなった事」「でも、勉強しなくていいの？」「の一言で・・がっかりしたりしなかった？」鉄郎「懐かしいな・・・・そうだったな・・」本君「勉強や仕事もとても大事だけど・・」「自分の時間を持つことも大切な事なんだということ」「遊ぶことも・・楽しむことも」鉄郎「ははは・・僕は勉強が苦手だったからね」「遊ぶことが大好きだったよ」本君「私は人生の楽しみ方を学ばないまま」「ここまで来てしまったの」「鉄郎のように・・自由に遊んでみたい」鉄郎「簡単なことさ」「自分にそう言ってやれよ」「遊ぼう・楽しもうって・・僕が教えてあげるよ」本君「ありがとう・・鉄郎・」「鉄郎の素敵な旅で・・夢が叶うことを・・祈ってるよ」鉄郎「ん？・・君・・君・・待ってくれよ」本は最後のページになっていたそこへはこう記されていたいつも当たり前のように感じていること・・ひとつひとつ確かめてみて・・きっと忘れていた喜び・・気づかなかった不思議が君を待っているはず・・ありがとう・・私を読んでくれてまた、いつの日か鉄郎に会えるの楽しみにしている・・ケーテル「どうだった、心の本は・・」鉄郎「僕は読書が苦手だけど・・」「また・・読みたい・逢いたいって思ったよ」ケーテル「そう・・・・」広い宇宙を９９９が走りぬける・・鉄郎は本は自由な世界なんだと知った自分が感じるままで・・そのままでいいのだと・・苦手だからと遠ざけてしまうのは、いけないなと思う鉄郎だったでも・やっぱり、勉強も読書も苦手だよ・・と話す鉄郎ケーテルは何も言わず鉄郎を見つめ微笑んでいた

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【1155】		すごいね… 　Ｔｏｍ (2005年06月27日 10時23分)
これは【1142】に対する返信です。
ケーテルの本の話は面白いですね。貴方は想像力が豊かで羨ましいです。心の本があったら私も欲しいですね。（笑）
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