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RE:あと1000円突っ込んでいれば・・・

ハマリ1000回転 (2005年04月23日 16時21分)
とーとーさん、タケシさん、パチップロさん、はじめまして。ハマリ1000回転と申します。最近このトピの存在を知り、本日全ての書き込みを読ませていただきました(^^)。なかなか居心地の良さそうなところですね。
平均値(期待値)に対して観測される度数分布がどの程度か?これがシャープならば、「収束している」あるいは「収束に近づいている」という判断が下されるものと思います。シャープかシャープで無いかの判断は、各個人個人の要求レベルによって異なるわけで、主観を交えない議論をするならば、タケシさんのおっしゃる490〜510分の1くらいとか、パチップロさんのおっしゃるように、±5%以内とかの基準、つまり収束の定義がまず必要だと思います。

パチンコの初当たりは、独立試行の完全無作為抽選で決定されますので、初当たりの度数分布は二項分布に従います。その平均値μ、標準偏差σは、初当たり確率をp、通常確率時の(時短を含めた)総回転数をnとすると、以下の式で求められます。
平均値μ=np 標準偏差σ=(npq)^0.5 (npqの平方根) ・・・・・1)
ただし、q=1-p で、パチンコではpは数百分の一ですのでqはほぼ1です。簡単にするために、初当たり確率分母をPとすれば、以下のように近似できます。
平均値μ=n/P 標準偏差σ=(n/P)^0.5 ・・・・・2)

さて、二項分布は、試行回数(通常確率時の総回転数)が非常に大きい場合正規分布に近似できます。正規分布では、標準偏差のN倍以内の度数割合(確率)が正規分布表により求められています。例えばよく使われるものは、以下のとうりです。
平均値から、
±1σ以内の確率 :68%
±2σ以内の確率 :95%
±2.5σ以内の確率:98.8%
±3σ以内の確率 :99.7%

これで、「収束」を定量的に評価する準備が整いました(^^)。

(続く)

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RE:あと1000円突っ込んでいれば・・・  評価

ハマリ1000回転 (2005年04月23日 16時23分)

今、初当たり確率分母の±1%以内に95%以上が収まった場合に「収束している」と定義します(上述のようにこの定義は人によって異なります)。これはヤマトであれば、P=491〜501 に95%以上が収まることを意味します。そのような分布になる(最低)回転数の算出方法が、おそらく私たちの興味あることだと思います。
これは、±2σ以内に0.99P〜1.01Pで得られる初当たり度数分布が収束していることと同じです。
1.01Pあるいは0.99Pの初当たり数と平均値との差は、それぞれ
{n/P−n/(1.01P)}、 {n/(0.99P)−n/P} で、いずれもほぼ n/(100P) となります。
つまり、n/(100P) が2σに相当するわけです。

2)式より、σ=(n/P)^0.5 ですから、2σ=2*(n/P)^0.5 ・・・・3) ですから、
 n/(100P)=2*(n/P)^0.5  よって、
                 n=4万*P
が、「確率分母の±1%以内に95%以上が収束する試行回数」と算出されます。

(続く)
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