返信元の記事 | |||
【34】 | RE:あと1000円突っ込んでいれば・・・ ハマリ1000回転 (2005年04月23日 16時21分) |
||
とーとーさん、タケシさん、パチップロさん、はじめまして。ハマリ1000回転と申します。最近このトピの存在を知り、本日全ての書き込みを読ませていただきました(^^)。なかなか居心地の良さそうなところですね。 平均値(期待値)に対して観測される度数分布がどの程度か?これがシャープならば、「収束している」あるいは「収束に近づいている」という判断が下されるものと思います。シャープかシャープで無いかの判断は、各個人個人の要求レベルによって異なるわけで、主観を交えない議論をするならば、タケシさんのおっしゃる490〜510分の1くらいとか、パチップロさんのおっしゃるように、±5%以内とかの基準、つまり収束の定義がまず必要だと思います。 パチンコの初当たりは、独立試行の完全無作為抽選で決定されますので、初当たりの度数分布は二項分布に従います。その平均値μ、標準偏差σは、初当たり確率をp、通常確率時の(時短を含めた)総回転数をnとすると、以下の式で求められます。 平均値μ=np 標準偏差σ=(npq)^0.5 (npqの平方根) ・・・・・1) ただし、q=1-p で、パチンコではpは数百分の一ですのでqはほぼ1です。簡単にするために、初当たり確率分母をPとすれば、以下のように近似できます。 平均値μ=n/P 標準偏差σ=(n/P)^0.5 ・・・・・2) さて、二項分布は、試行回数(通常確率時の総回転数)が非常に大きい場合正規分布に近似できます。正規分布では、標準偏差のN倍以内の度数割合(確率)が正規分布表により求められています。例えばよく使われるものは、以下のとうりです。 平均値から、 ±1σ以内の確率 :68% ±2σ以内の確率 :95% ±2.5σ以内の確率:98.8% ±3σ以内の確率 :99.7% これで、「収束」を定量的に評価する準備が整いました(^^)。 (続く) |
■ 42件の投稿があります。 |
5 4 3 2 1 |
【35】 |
ハマリ1000回転 (2005年04月23日 16時23分) |
||
これは 【34】 に対する返信です。 | |||
今、初当たり確率分母の±1%以内に95%以上が収まった場合に「収束している」と定義します(上述のようにこの定義は人によって異なります)。これはヤマトであれば、P=491〜501 に95%以上が収まることを意味します。そのような分布になる(最低)回転数の算出方法が、おそらく私たちの興味あることだと思います。 これは、±2σ以内に0.99P〜1.01Pで得られる初当たり度数分布が収束していることと同じです。 1.01Pあるいは0.99Pの初当たり数と平均値との差は、それぞれ {n/P−n/(1.01P)}、 {n/(0.99P)−n/P} で、いずれもほぼ n/(100P) となります。 つまり、n/(100P) が2σに相当するわけです。 2)式より、σ=(n/P)^0.5 ですから、2σ=2*(n/P)^0.5 ・・・・3) ですから、 n/(100P)=2*(n/P)^0.5 よって、 n=4万*P が、「確率分母の±1%以内に95%以上が収束する試行回数」と算出されます。 (続く) |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD