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【251】 | ★ゆうきのおまもり(2)★ たいちょ。 (2007年02月25日 13時08分) |
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そう言うと男の子は「だから、もう泣かないで」と言いながら妻の頭を撫でた。 少し離れたところから「ゆうき〜、帰るよ〜」という彼のお父さんらしき人が彼を呼ぶと 男の子は妻の膝に2つの指輪を置いて 「じゃあね、バイバ〜イ」と言って去っていった。 今時珍しい5分刈頭で、目がくりっとしたかわいい男の子だった。 私はその子の後姿をずっと目で追っていたが、ふと隣を見ると 妻は2つの指輪をしっかりと握り締めていた。 迷信とか宗教とかおまじないとか、そういったものはまったく信じない2人だけど この指輪だけは、私たちの夢を叶えてくれる宝物に見えた。 その日から妻は、さすがに子供用の指輪なのでサイズが合わないため 紐をつけてキーホルダーにしていた。 それから2年半後の今年2月9日、我が家に待望の赤ちゃんが誕生した。 2770gの女の子。 名前は、あの男の子にあやかって「有紀(ゆうき)」にした。 生まれる前から、男の子でも女の子でも「ゆうき」にしようと決めていた。 ゆうきくん、あの時は本当にありがとう。 あの時、君に会えていなかったら、 君に慰めてもらえなかったら 今、この幸せを感じることはできなかったと思う。 私たち家族は、君に助けてもらいました。 君からもらった2つの指輪は、 娘のへその緒と一緒に、大事に保管してあります。 我が家の宝物です。 うちの娘も、君のように人に幸せを分けて上げられるような 子に育って欲しい。 本当に、本当にありがとう。 【↓↓アニメーションはこちら↓↓】 ttp://vision.ameba.jp/watch.do?movie=101783 . |
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【278】 |
銀のたまご (2007年03月14日 11時58分) |
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これは 【251】 に対する返信です。 | |||
州´▽`)≪こんにちはー♪ この前のSM診断がSちっくな結果でショックを受けていました。 Mだと思ってたのに。 えとですね、★ゆうきのおまもり★に感動した!!! ということを書き書きしたくて・・・きちゃいました。 仕事ちゅうに読むもんじゃないですねぇ(うるうる |
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【252】 |
たいちょ。 (2007年02月25日 13時12分) |
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これは 【251】 に対する返信です。 | |||
「もう死にたい・・・。もうやだよ・・・。つらいよ・・・。」 妻は産婦人科の待合室で人目もはばからず泣いていた。 前回の流産のとき、私の妹が妻に言った言葉・・・ 「中絶経験があったりすると、流産しやすい体質になっちゃうんだって。」 そのあまりにも人を思いやらない言葉に私は激怒し、それ以来妹夫婦とは疎遠になっている。 妻は口には出していないが、もの凄く辛い思いをしていたと思う。 だから、今日までなんとか2人で頑張ってきたが、3度目の流産。 前回も前々回の時も「また、頑張ろう」と励ましてきたが 励ます言葉が妻にプレッシャーをかけるような気がして、何もいえなかった。 いや、そうではない。今考えるとおそらく、3度目の流産を告げられて 子供がいない人生を私は模索し始めていたんだと思う。 私は、冷淡な動物だ。情けない。 「ごめんね・・・。でも、もう私頑張れないかも。もう、駄目だと思う。」 待合室に妻の嗚咽だけが響く。 「ううん・・・○○(妻の名前)が悪いわけじゃないんだから。 こればかりは、運だから・・・・。」 それ以上、かける言葉が見つからなかった。 その時、妻の隣に4〜5歳ぐらいの男の子が座った。 「あのね、これあげるから、もう泣かないで」 その子が差し出した手の上には2つの指輪。 おそらくお菓子のおまけだと思う。 「水色のは泣かないお守り。こっちの赤いのはお願いできるお守り。」 「いいの?だって、これ、ボクのお守りなんでしょ?。」 「いいよ、あげるよ。ボクね、これ使ったら泣かなくなったよ。 もう強い子だから、いらないの」 「赤い指輪は?。お願いが叶うお守りなんでしょ?。 これは、いいよ」 「これね、2つないとパワーがないんだって。おとうさんが言ってた」 【↓↓つづきを読む↓↓】 |
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