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【1355】 | 捨てられない指輪 負け猿じん (2003年06月24日 00時25分) |
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◇6/15(日) 今月2回目の在宅デー。(要はお休みということでして)小猿は夕方までクラブとのこと。お弁当を持たせ送り出し、掃除・洗濯をした後、心ゆくまで睡眠をとった猿。(午前11時〜午後4時まで爆睡 苦笑) 夕方からは、意味もなく部屋の片付けをした。私が片付けをすると必ず小猿が寄ってくる。というのも、結構面白いモノが、ひょっこり出てくることを知っているからだ。(猿の恥ずかしい〜写真とか w) 今日の片付けではびっくりするモノは出てこなかったのだが、目ざとい小猿は1つの指輪を発見した。それは、以前流行った『ティファニーのオープンハート』だった。 『鬼』もしくは『悪魔』の異名を持つ猿は、お別れした彼氏からいただいたモノは、基本的に全部捨てる。(ただし、高価なモノは質に流す 爆)そんな私でも、その指輪だけは捨てる事ができなかった。 19才の時、高校卒業時から付き合っていた彼氏とは、楽しく(?)遠距離恋愛をしていた。(猿:神戸 彼:福岡)しかも、彼は予備校の寮に入り、浪人生活を送っていた。嗚呼、会いたい時にあなたに会えない〜(涙) そんな時迎えた、猿の誕生日。彼はその指輪をプレゼントしてくれた。 ここまではよくありがちな話なのだが・・彼の費用捻出方法を知って、私は感動した。 孝行息子の彼は、ご両親に「自分のワガママで浪人しているのだがら、生活費は最低限でいい」と言っていた。当然、バイトをして自分の小遣いを稼ぐ暇などなく、勉強だけに専念していた。 こんな状況で、どうやってプレゼント代を捻出したのか? ・・彼は、数ヶ月間、昼食抜きの生活をし、お金を貯め買ってくれたのだ。ただでさえ痩せている彼が、ますます痩せてしまったことは言うまでもない。 いただいた当時は、まったく知らなかった(←鈍い猿 w)が、彼の友人が後日談として話してくれた。 そんなことまでして、買ってくれたモノを捨てる事ができるだろうか?できるわけがない!いくら猿が『鬼』でもできなかったね! 十数年たった今思い出しても、嬉しくて涙が出そうになる。この話を聞いた小猿も「いい話やん〜」とうる目。 そうやろ〜いい話でしょ?つ〜か、本当にやさしくていい人だったのよ。『誠実』が服着て歩いているような人だったのよ〜。 別れた後も何気に連絡はとっていたが、いつも彼はこう言っていた。 「どんなに遠くにいても、じんちゃんの幸せを心から願っているヨ」 ↑みたいなくっさい台詞すら似合ういい人だったのよ〜。 小猿よ!結婚するなら、こんな男だ!(笑) 余談:『本当にいい人』だったが、結局2浪してしまい(←割とドツカン?)、猿は遠距離に我慢できず、ジ・エンドとなりますた。 |
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【1358】 |
アスパラ (2003年06月24日 15時57分) |
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これは 【1355】 に対する返信です。 | |||
「捨てられない指輪」・・・・いいおはなし、しっとり拝見させていただき ました。そう、じんさんの当時の思いを行間にまで求めて3,4度 読み返しました。 余談になりますが、我が身の浪人の頃をも思い出しましたよ。 昼の食事はそれでも牛乳とあんパンで50円、一日の全出費額 でした。今では信じがたいですが。 恋うひとを思っての小銭を貯めての贈り物、涙が出ますね。 しかして、別れを告げるときのこころのゆらぎ・・・・・・ 今は「感傷」で済むのでしょうが。 |
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