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【171】

燃える男の主張(言い訳編)  評価

チュウエイ (2014年11月18日 00時43分)

 皆さん、こんばんニャ。


 最近、巷の某局では、チュウエイに会いたいという便りが殺到しているとかいないとか。


 
 ラビッツのイベントにたまにいますよ。ステージの姪っ子と同じくらい輝いているんで、すぐにわかると思います(笑)


 ・・・でも、私は負けません(だから・・・)


 これまでずっと、リアルとは全く縁のないと思っていたこの世界も、実はリアルに繋がっているということに、少しずつ気づきつつあるチュウエイでございます。


 私は以前、感動する書き込みが目標だと言いましたが、それは今も同じです。というより、それはずっと変わらないと思います。


 でも感動する話って、意図して書こうとするとなかなか難しいというか、うまく伝わらないというか・・・


 何気ない書き込みの中にあったりするんでしょうね、心に響くものって。


 意図して書こうと思ったら、よほど熟考されてないとムリなんでしょうね。


 そしてそれは、私の一番苦手とするところであります(汗)


 だからあまり気負わずに、今まで通り思いつくままに書き綴っていこうと思います(出た、言い訳大臣またたび、もとい、再び)


 ただ、美香のことを書こうと思い立ったときは、私の中にはすごく特別な思いがありました。


 あっ、恋心ではありませんよ。それは、記憶にも残っていない、遠い昔の話ですから。


 その特別な思いに連動するように、当時の情景が何度も頭の中に描写され、目を真っ赤にして書き込んでいたのを思い出します。


 そんなことを顧みながらふと思ったのです。


 感動って、意図して与えるものではなくて、まず、自分が感動することから始まるんだろうなって。


 そして、その思いが複雑であればあるほど、人にはなかなか伝わりにくいんだろうなって。




 私の目指しているものって、多分、皆さんには全く届いていないと思います。


 でもそれって、実は届く必要もなくて、自分の中で完結できればいいことなんだろうなって。


 自分の中で育んだその思いは、それ自体が欠かすことのできない栄養素であり、それが自己を司ってる大きな幹に吸収され、それが枝となり、葉となり、やがてとても綺麗な花を咲かせていくのだと思います。


 私がこれまで生きてきた過程において育んできたものは、やはりそこにその『最終形』が描かれていて、それに至る全ての道のりが、一つの選択肢でしかない。


 その一つ一つの岐路において、大いに悩み、決心し、道を決める。


 その道が正しかったかどうかなんて、実はあまり大きな問題ではない。


 いや、結果として捉えればその判断があるのでしょうが、結果よりももっと大事なものもあるのだと思います。


 つまり、私が重視すべきは、そのときそのときの思いと、その思いに至る思考と、自らの意思で起こした行動、つまり決心そのものであり、やっぱり『過程』なんだろうなって。


 結果を重視したとき、重視せざるを得ないとき、人は『もしも』の話に引っ張られることがあります。


 でも、それでも構わないと思うのです。


 立ち止まっても、たとえ後退したとしても、その芯がしっかりと前を見れているのなら、前進する強さの尊さを知っているのなら。




 と、多分また、何を言いたいのかさっぱりわからないと思いますが、端的に言いますと、こうです。




 「キミ、巨乳は好きか?」


 「え、ええ、まあ」


 「オレはその何倍も好きだっ!!」(声極大)


 ・・・って、余計わからん(汗)


 つーかただのパクリじゃん(汗)




 とまぁ、チュウエイってこんな感じです(笑)





 したためた 思いを胸に いざ書かん あなたがくれた 愛に感謝し


 
【170】

あったかいんだから〜  評価

チュウエイ (2014年11月17日 23時23分)


 皆さん、こんばんワン。


 今このフレーズが四六時中、頭の中を駆け巡ってるチュウエイでございます。


 さて、今日はパチンコあるある第2弾。今回は羅列で行きまっせ。


 1. 時間がない人に確変台を譲ってもらったが、1回で終了。

 2. いつもは続かないのに、閉店間際だけ確変が終わらない。

 3. 確変中、ちょくちょく休憩を入れる(オカルト派)

 4. 確変中は絶対に席を立たない(私はこっち派)

 5. 朝一1回転で当たり、「今日は大勝ちだ」と思ってたら、完膚なきまでに叩きのめされる(涙)

 6. あのときやめとけばよかった・・・

 7. 両隣だけよく当たる。

 8. ・・・この台、壊れてますか?

 9. 隣に座った見知らぬオヤジがいきなり大爆発させてイライラしてたら、コーヒーを差し入れしてくれて、ごめんなさいと思う。

10. 音小っちゃ

11. 止め打ちを注意される。

12. ハンドル固定を注意される。

13. 台を引っ張ったらアラームが鳴った(焦)(昔の名残(ネカセの微調整)でついつい押したり引いたりして試してしまうんです)

14. 台を引っ張ったらハンドルがもげた(超焦)(本当に1回あります)

15. 気合いを入れて店に行ったが、誰も並んでいない。

16. タッチの差で台を取られる。

17. 計量カップを1人で3つ使っている人がいる。

18. ドル箱を自分で下ろそうとして、ぶちまける。

19. 台車で店員がドル箱を運んでいて、ぶちまける(でも可愛いから許す)

20. 計数カウンターに玉を流しているとき、こぼれて跳ねた玉を取る店員が、なぜかカッコつける。

21. 床に落ちてる玉を拾ってまわるおばちゃんがいる。

22. 台に集中したいのに、隣のおばちゃんがことあるごとに話しかけてくる(そりゃ苦笑いも上手くなりますよ)

23. そして、「これは当たるわよ」と、根拠のない発言をし、私を混乱させる。

24. 「あれでハズすこともあるんだね、びっくり」と、そんな慰めいりません。

25. 「次はすぐ当たるわよ」と、その無責任なオカルト発言も間に合っております。

26. 権利物で、権利発生せず(マリンちゃんが溺れていますっ!!)

27. 右打ち消化なのに、恐ろしいまでの玉削り。

28. 権利きっちり取り終えたにもかかわらず、当たったときより出玉が少ない。

29. 昔はよかった。

30. 昔はよく、爆発したらマイクパフォーマンスで紹介された。

31. 隣の人のアクションがやたら大きい。

32. 何やらブツブツ言っております。

33. めっちゃ気になるんですけど・・・

34. サンドにお金が入りませーん。

35. 500円硬貨に両替すると、たまに記念コインが出てくる。

36. ジュースを買ってつり銭を取り忘れる。

37. コーヒーをこぼす。

38. コーヒーレディがめっちゃ可愛い。

39. その笑顔に癒される。

40. ついつい頼んでしまう。

41. 緊張している自分がかわいい。

42. 店員がめっちゃ可愛い。

43. 店員チャンスで大当たり(ありがとう!!)

44. 結構お年の店員さんがミニスカ。

45. 客より店員が多い。

46. あの2人の店員、絶対デキてる。

47. あの店員、デカっ。

48. 違うパチンコ屋の店員が、私の行きつけのパチンコ屋でよく打っている。

49. 最後になってしまい、たくさんの店員に「ありがとうございました」と見送られるとき、かなり恥ずかしい。

50. 私の並んでいる景品交換の列だけ、なぜか異様に遅い。

51. ボクのサドルがありませーん。

52. 帰り道、なぜか今日も気分が晴れない・・・





 パチンコ屋 何十年も 通ってる そこに多くの ドラマがあったさ


 
【169】

アンマン(序章)  評価

チュウエイ (2014年11月19日 01時42分)

 

  皆さん、アンマンをご存じだろうか。


 と言っても、一般的によく知られているアンマンではなく、ごく一部の限られた人しか知らない、マニアックでローカルなアンマンです。


 ・・・じゃあ知るわけねぇだろというツッコミは、いつもの如くお断りさせて頂きます。


 これは、激動の時代を駆け抜けた、ある悲しい男の物語である。


 あっ、物語といっても、名前以外は実話ですからね〜(まぁ名前もほぼそのまんまですが)


 彼の名は、安藤 万寿夫(アンドウ マスオ)、通称、安万(アンマン)


 もし生きていれば、来年の3月で還暦を迎える(いや、普通に生きてるでしょ)


 彼は私の元上司というか先輩。でも部署が全く違っていたため、入社してからしばらくの間は、私は彼の存在を知らなかった。


 でも、22の時、たまたま一緒に仕事をする機会があり、私は初めて彼の存在を知った。


 当時、彼はすでに39才。つまり、私の倍近くも生きている大先輩。


 そんな彼の第一印象は、『変わった人』だった。


 この時点では、あくまで一個人の印象に過ぎないのだが、よくよく考えてみると、第一印象というのは実はすごく大事で、それが後々まで影響したり、また、それが当を得ていることも多々ある。


 彼の場合もやはりその通りで、周りのみんなからもそう思われていたようだ。


 彼は本当に口数が少なかった。自分から話かけることはほとんどなく、また、話しかけられても、その対応はいつもそっけないものばかりだった。


 まぁ、周りからしてみれば、本当にとっつきにくいタイプだったと思う。


 だから彼には、親しい友人というか、友達が全くいなかった。というより、基本的に誰も相手にしていなかった。

 

 でもなぜか、私はそんな彼のことが気になっていた。


 話しかけても、『ほっといてくれ』と言わんばかりに、本当に煙たそうに、本当に面倒臭そうに対応するのだが、なぜかそこに不快感というか嫌味を感じないのだ。


 そこに引っかかった。


 もしかして、彼は本当は、誰かにかまってほしいんじゃないかと。


 それから私は、ことあるごとに彼との接触を試みた。


 相変わらずのそっけない対応ばかりだったが、やっぱり内心は嬉しいんじゃないかと感じる部分があった。


 そしてそれが確信に変わる。


 「アンマン、今日昼飯一緒に行こう」


 「また来たのか。つーか何でお前までアンマン呼ばわりしてんだよ。一歩間違えば、親子であっても不思議ではないくらい年が離れてんだぞ」


 「いや、アンマンに限ってその間違いは起きないでしょ」


 「この野郎(笑)」


 この頃から、急激に距離が近くなっていったと思う。いつしか、彼のほうからよく話しかけるようになっていた。


 出世とは無縁の彼だったが、貯金が3000万以上あると誰かが言っていた。


 たしかに、酒もたばこもギャンブルもやらない。もちろん女もいないし、とてもじゃないけど女遊びをしているようにも見えなかった。


 特に意識しなくても、自然にそれくらいのお金が貯まっていったのかもしれない。


 でも私の中で、一つだけ勘違いがあった。


 「アンマンさ、そんなにお金貯めてどうすんの?お金はないと困るけど、何か楽しいこと見つけたほうがいいんじゃない?」


 「チュウエイ、お前オレのこと全然わかってないな。明日の夜ヒマか?明日の夜7時に久留米駅のロータリーで待ってろ。あっ、ジーパンはダメだからな、盛装してこいよ」


 うーん、どういうことだろう・・・オレの知らないアンマンがまだいるってこと?


 そしてなぜ、オレがベストジーニストって知ってんだ?(いや、誰も知らんて)


 まぁ、それも明日わかるか。


 
【168】

アンマン(第二章)  評価

チュウエイ (2014年11月19日 01時40分)

 

 次の日、ロータリーで待っていると、ピカピカの黒い車が私の前で止まった。アンマンだった。


 車はホンダレジェンドの一番グレードの高いやつ。当時でたしか500万くらいしたと思う。


 さすがに金持ってんなぁ。


 そして、中に乗り込むといつもと違うアンマンが。


 いつもは何とも見栄えのしないアンマンだが、この日は違った。髪を逆立て、ジャケットの下のシャツは大きく胸元を開いている。


 ほぉ、人って格好でこんなにも印象変わるんだな。


 繁華街に車を止め、アンマンが連れていってくれたのは、なんと高級クラブだった。


 半年くらい前、会社のお偉い方の接待で来たという。それからハマってしまったみたいだ。


 お店に入ったとき、私みたいに若い人は本当に珍しいと言われた。というより、一見さんは基本的にお断りしていると言う。


 この店への入り口は、常連さんと一緒に行って顔見知りになることから始まるらしい。


 こりゃたしかにジーパンじゃ断られるな。


 早い時間だったせいか、お客さんは私たち以外には誰もいなかった。だからかどうかはわからないが、男2人に対し、女の子が8人もついた。


 しかしさすがは高級クラブ。よくもまあ、こんなにも綺麗どころばかり集めたもんだ。まさにラブ嬢。


 とりあえず、最初にチャームとしてフルーツ盛り合わせが私とアンマンに一盛りずつ出てきた。これはそういうシステムらしく、それが一盛り6000円。マジか・・・


 それから1時間ほど楽しい時間を過ごし、これからってときに、アンマンがもう行こうと言いだした。


 「えっ?だってまだこれからじゃん」


 「オレが連れてきたかったのはここじゃないんだ」


 え?もしかしてもっとすごいところ?アンマン様、ス・テ・キ(ポッ)


 お会計はしめて5万6000円なり。マジっすか・・・


 大して飲んでないし、1時間しかいなかったんですけど(汗)


 まっ、女の子一人の連絡先ゲットしたからいいか・・・・・・・・ってちゃうちゃう、そんな問題じゃない。


 でもアンマンは安いもんだと言わんばかりに平然とお金を払う。


 「アンマン、オレ、そんなにお金持ってないんだけど・・・」


 「心配すんな、オレが誘ったんだ。今日はオレが全部払う」


 アンマン様、やっぱりス・テ・キ(ポポポッ)


 さあ、今度はどんなすごいところに連れていってくれるのかと思いきや、行った先は普通のスナック。いや、ちょっとだけ高級そうなスナック。


 聞けば、さっきのクラブのママが経営しているスナックらしい。たしかに名前が同じだ。


 でもかなり期待していただけに拍子抜け。少しばかり意気消沈して中に入る。


 「いらっしゃいませ〜、あっ、アンマン、今日は早いじゃん。あれ?もしかしてチュウちゃん?」


 はい?チュウちゃん?


 「アンマン、どゆこと?っていうか、ここでもアンマンって呼ばれてんの?」


 「知らねえ、そしてうるせえ」


 と、それはさておき、私は一発でわかりました。その子がアンマンのお目当てであることが。


 クラブの子を含めても明らかにダントツ。ベンガルさんの奥さんやまさごさんにも引けを取らないくらい、本当にめちゃくちゃ綺麗でした。


 アンマンが惚れるのもムリはない。


 つーか、身の程知らずもいいとこじゃない?もっと身の丈に合ったお相手を・・・


 いや、夢を見るのが男のロマンであり仕事。それはそれでいいのかもしれない。


 
【167】

アンマン(第三章)  評価

チュウエイ (2014年11月19日 01時39分)

 

 彼女の名は真美ちゃん。あっ、源氏名ね。奇遇にも私と同い年。


 早速アンマンは真美ちゃんにプレゼント。高級そうな小っちゃい箱を手渡した。中身はイヤリング。


 「ありがと〜、うれし〜」


 そりゃ嬉しいでしょうよ。結構な値段するんだろうなぁ。


 それから楽しいひととき。こんなに楽しそうに話すアンマン初めて見た。


 アンマン、あんた今、めっちゃ輝いてるよ(キラッ)


 と、そこでアンマンがトイレに立った。するとすかさず真美ちゃん。


 「チュウちゃん、本当にアンマンの友達なの?頼まれて仕方なく来たんじゃない?」


 「はい?」


 「ほら、アンマンあんな感じじゃん。私友達絶対いないと思ってたの。それで聞いたのよ、友達いないでしょって。

  そしたらアンマン、普通にいるって言うの。私が絶対嘘って言ったら、今度親友連れてくるって言ったのよ。それがチュウちゃん」


 「うん、アンマンとは本当に親友だよ。っていうか普通、面と向かって友達いないでしょなんて聞かないでしょ」


 「それにはちょっとした訳があるのよ。アンマンがこの店に来るようになってから結構経つから、色々あったの。

  でもチュウちゃん、本当に友達なんだね。こんなまともな友達いるなんて、アンマンちょっと見直した」


 ・・・まともな友達って、あーた(汗)


 「あっ、そうそう、もしかしてアンマン、いつもプレゼントしてたりするの?」


 「そうなのよ、ほぼ毎回プレゼントくれる。もう20個、いやもっとかな。いっぱいもらった」


 「いやん、このモテ子ちゃん。この、このぉ〜」


 「ここだけの話なんだけど、本当は迷惑してるのよ。ほら、だっていつ来るかなんてわからないじゃない。

  あんまりつけたくないんだけど、でももらった物身につけてないと何か悪いし。毎日何か一つは身につけるようにしてるんだけど、結構気を遣うのよ」


 ・・・たしかに(汗)


 「そしてたまにバラの花束とかもらうんだけど、これがすごく恥ずかしいの。カッコいい人からだったら鼻高々だけど、アンマンじゃ逆に恥ずかしい」


 ・・・たしかに(汗)


 「あと一番怖いのが、最終的に『あんなにプレゼントしただろ』って逆ギレされたらどうしようって。それがすごく心配なの」


 ・・・たしかに(汗)


 あっ、いや、さすがにそれはないでしょ。


 そしてアンマンが帰ってきた。


 「チュウちゃん、今の話、絶対内緒だかんね」


 ・・・いや、そんなこと、口が裂けても言えませんよ(汗)


 ・・・でも、会話している二人を見ていると、真美ちゃんも本当に楽しそうなんですよ。


 それはやっぱり魔性の世界だからなのか、はたまた照れ隠しであんなことを言っているだけなのか・・・


 皆さんはすぐに前者だということがわかると思いますが、若かった私は、もしかしたら後者なんじゃないだろうかと思ってしまったわけです、はい。


 そして私は一つの野望を打ち立てます。


 ・・・あっ、このトピをずっと見て下さってる方はもうお気づきなんだと思いますが、実は私、めっちゃ綺麗な人とか、すごく整った顔をしている女の子って、ちょっと敬遠してしまうというか、あまりタイプじゃないんですよ。


 そう、私の野望というのは、真美ちゃんみたいな綺麗な子が、こんな若くて可愛い子が、アンマンの彼女だったらすごいだろうなって。


 みんなめっちゃ羨ましがるだろうし、絶対みんなアンマンを見直す。そうなったら、アンマンを取り巻く環境も大きく変わるだろうし、おもしろいだろうなって。


 
【166】

アンマン(第四章)  評価

チュウエイ (2014年11月19日 01時38分)


 それから私たちは、結構な頻度でそのスナックに通いました。


 といっても、そのほとんどがアンマンのおごりだったですけどね(笑)


 決め手は一途な思いとやさしさ、これで絶対振り向かせる。


 ・・・だって、それ以外に売り込める要素がアンマンには一つもないんですもん(涙涙)


 それから私のいたちごっこが始まる。


 アンマンと話している本当に楽しそうな真美ちゃんを見てると、何とかなりそうな気がする。


 でも、アンマンがトイレに立つたび、すごいのをぶっこんでくるんですよ(汗)


 一体どっちが本当の真美ちゃんなんだ?


 あっ、そうそう、言い忘れてましたが、2回目に来店したとき、私、真美ちゃんから連絡先告げられたんです。


 最初は、私からアンマンにこっそり教えてもらいたいのかなぁなんて思ったりもしてました。


 本当にアホみたいな話なんですけど、そう思っていたんです。


 「チュウちゃん、なんで連絡くれないの?」


 「あっ、いや、別に話すこともないし・・・」


 「何それ、ひっど〜い」


 「あっ、いや、何を話せばいいのかよくわからなくて・・・(汗)」


 「いつもいっぱい話してるじゃん。っていうか、何でもいいのよ、内容なんて。

  チュウちゃん、女の子の気持ち、全然わかってないなぁ。あっ、チュウちゃん、今度遊園地行こうよ、ね、行こ」


 真美ちゃんこそ、アンマンの気持ち全然わかってない。プレゼントあげることくらいしか思いつかない不器用な男だけれど、本当に一生懸命なんだよ。


 ・・・んっ?ちょっと待てよ。これはチャンスかも。いや、絶対チャンスでしょう。


 「うん、わかった。空いてる日わかったら連絡するから」


 「やった、私お昼はいつでも大丈夫だから」


 そうです、トラブルメーカーの本領発揮です。


 今考えれば本当にバカなことをしたと思うんですけど、このときの私には、一世一代の大チャンスとしか思えなかったのです。


 「アンマン、なんか真美ちゃん、アンマンと遊園地行きたいみたいだよ」


 「何でお前がそんなこと言うんだ?」


 「あっ、いや、はっきり言われた訳じゃないんだけどさ、直接言うのが恥ずかしかったんじゃない?」


 「本当か?まさかお前、横取りするつもりじゃねぇだろうな」


 ・・・横取りって、あーた、物じゃないんだからさ(汗)


 「んな訳ないじゃん」


 「2人でか?」


 「あっ、いや、オレも・・・」


 「何で?」


 「2人っきりじゃ恥ずかしいからって」


 「真美ちゃんがそう言ったのか?」


 「・・・うん、そんな気がする」(声ちっちゃ)


 「なんか怪しいな、なんか隠してるだろ?」


 「・・・いや、別に」


 「まあいい、変なこと企んでたら絶対許さないからな」


 「わかってるって」

 
 
【165】

アンマン(最終章)  評価

チュウエイ (2014年11月19日 01時17分)

 

 さあ、運命の日、アンマンの車で待ち合わせ場所に着くと、いました、いつもの3倍綺麗な真美ちゃんが。


 こりゃいい年こいたオッサンも夢を見たくなりますよ。


 助手席を勧めたんですが、かたくなに拒むので、仕方なく私が助手席へ。


 途中、コンビニに立ち寄る。


 「なんか飲みもん買ってくるわ」


 さすがアンマン、気が利く。よっ、この男前。


 でもアンマンが車を出た途端、車内は修羅場と化す。私は足を思いっきりツネられました。


 「痛っ!!」


 いや、本当にもうシャレになんないくらい痛かったです(涙)


 しかもすっごいおっかない顔で私を見てるんですけど(汗)


 「チュウちゃん、さいってい。マジ信じらんない。マジ最悪」


 え?


 「なんで連れて来たの?」


 「あっ、いや、多いほうが楽しいじゃん」


 「じゃあなんで言わなかったのよ、黙って連れてくるなんて卑怯よ。軽蔑する。本当、最低」


 ・・・当たり前ですよね、当然ですよね。


 その後も真美ちゃんは終始不機嫌。そして遊園地に着くやいなや、体調が悪いと言い出す始末。早々に切り上げ解散。


 ・・・それからしばらくして、真美ちゃんはお店を辞めました。


 そして、アンマンからの執拗な質問攻めにあったのは言うまでもありません。


 アンマンは私のことを、信用ならない男、裏切る男、騙す男、とにかくもう絶交だと思ったことでしょう。


 はっきりとは言いませんでしたが、それ以来、アンマンと話すことはありませんでした。


 それからまたしばらくして、一本の電話が。


 「やっほー、真美でーす」


 ・・・声を聞けばわかります。


 「真美、お店辞めたんだ」


 ・・・いや、知ってますって。


 「誰のせいでしょ?」


 ・・・はいはい、私でございますよ。


 「じゃあチュウちゃんは何をすればいいでしょうか?」


 ・・・えっと、土下座でしょうか?


 「ブッブー、これから毎日真美に電話くださーい」


 ・・・罰ゲームですか(汗)


 まぁでもそりゃそうでしょうよ。真美ちゃんほどの綺麗な子にこんなこと言われて嬉しくない男はいないでしょうよ。


 でも私はね、傷心なんですよ、ハートブレイク、わかります?


 いくら自業自得とはいえ、全部自分が悪いとはいえ、傷ついているんですよ。


 多分私はもう、連絡しないと思います。


 間違ってるけど、これが私のけじめの取り方なんです。


 アンマン、そして真美ちゃん、本当にごめんなさい。そして、本当に申し訳ありませんでした。


 その2年後、私は転勤し、アンマンとは一度も会っていません。


 アンマン、あの時は本当にごめん。言い訳にしかならないけど、ここに書いたことは全て本当です。もう時効だから許してね。


 そしてほら、もしあのまま続いてたらアンマン、破産してたかもしれないし・・・(また余計なことを・・・)




 アンマン、オレは今でもアンマンのこと、親友だと思っています。


 いつかまた会える日を、そのときを信じて・・・





 追伸


 皆さんはもうお気づきだと思いますが、このときの私の一番の失敗は、勘違いしたことではありません。


 そう、もう二度とないであろう、真美ちゃんほどの綺麗な子からの誘いを断ったということ。


 でも何ででしょうかねぇ。本当にあのときは、一切そういう気にはならなかったんですよ。


 そりゃ勿体ないお化けも出てきますよねぇ。


 ・・・って、アンマン、重ね重ねごめんね。また余計なことを書いてしまった(汗)






 アンマンは アンパンマンじゃ ないけれど 心やさしい 男だったさ  



【164】

ベンガルさんへ(その1)  評価

チュウエイ (2014年11月17日 23時51分)

  ベンガルさん、申し訳ありません、また書いてしまいました。もしよろしければ少しお付き合いください。


 ベンガルさん、実はですね、ちょっと信じられないことが起きたんです。びっくりしないでくださいね。


 何が起こったかと言いますと、先日、思いもよらぬ人から連絡があったのです。


 誰だと思います?


 何とですね、美香だったんですよ。超びっくりしました。


 私があの書き込みをしたからだということはすぐにわかったんですが、なぜ私にたどり着くことができたのか、それがすごく疑問だったというか不思議だったんです。


 なので私は直接美香に訊いたんです。なぜあの書き込みを知ってるんだと。


 そしたら美香はこう言ったんです。


 「佐伯(仮名)くんにここを見ろって言われた」と。


 これまた不思議。佐伯というのは美香と同じで幼なじみなんですが、彼とも20年以上会ってないんですよ。


 なぜ佐伯がここのことを知っているのか、そしてなぜ私が書いていると知っているのか。


 そんなことを考えていたら、少し怖くなりました。


 まぁでもとりあえず訊くしかないですよね。


 美香に連絡先を訊いて電話してみました。


 「おう、佐伯、久しぶり、チュウエイだけど、元気してる?」


 「あっ、久しぶりっす。元気、元気、チュウエイくんも元気そうでなにより」


 「なんだ、何かオレから電話あるのがわかってたみたいだな」


 「当然っしょ。知らない番号だったから、多分チュウエイくんだろうなって」


 「じゃあオレが訊きたいこともわかってるってことだよな?」


 「ボク、全然わかんな〜い」


 「・・・相変わらずだな。つーか40超えたオッサンの返しじゃねぇだろ」


 「まあまあ(笑)で、チュウエイくんの訊きたいことってあのこと?それともこのこと?はたまたあれ?それ?」


 「うーんと、じゃあ順を追って訊くぞ。佐伯、お前ピワド見てんの?」


 「チュウエイくん何言ってんの。パチンコ好きの99%があのサイト見てるでしょ」


 「・・・そうか?(汗)」


 「そうそう(笑)」


 「で、なんでオレが書いてるってわかるの?」


 「チュウエイくん、大丈夫?よく考えてみなよ。あんだけ過去のこと書いてんだよ。チュウエイくんのこと知ってるヤツが見たら大体わかるでしょ。

  だってオレ、梨汁・・・じゃなかった牛乳ブシャーも実際に見てたし、真崎(仮名、耳が聞こえない同級生)のことも、そして我が中学の一大事件、

  更にチュウエイくんの隣に住んでた同級生の女の子、これだけ揃ってたら気づかないほうがおかしいでしょ。あっ、そうそう、鬼神先輩もね」


 ・・・そっか。


 私はあの書き込みのことしか頭にありませんでした。美香も佐伯も私も、それぞれ違う高校だったし、佐伯は絶対にあのことを知ってるはずがないと思ってました。


 でもそうですよね、ピースがあればパズルは完成する。そして、完成に至らなくても、ある程度組みあがれば大体なんのパズルなのかは想像がつく。


 ・・・私バカですよね、こんなことも気づかずにずっと書き込みしてたんですよ。本当に恥ずかしい。


 多分、私の若いころを知ってるヤツは、私がこんな書き込みをするなんて思ってもみないでしょうから、本当に超恥ずかしいです。


 そしてまた、佐伯はこれを見る。そして、『恥ずかしいってガラかよ』と思う。


 そんなことを想像すると、更に恥ずかしくなるというか、居場所がないというか、なんとも言えない気持ちになります。

 
【163】

ベンガルさんへ(その2)  評価

チュウエイ (2014年11月17日 22時33分)

 

 こんなことは全く想定していなかったし、そういう可能性があるということも頭になかったので、いざこうやってその事実を知ると、少し焦ると言いますか、誰にも見せることのない日記を見られたような感覚です。


 とは言いつつも、あれですね、こんなごくごく小さな入口から、疎遠になってた昔の仲間とまた繋がることができたということはすごく嬉しいことであり、また、この書き込みも無意味ではなかったと思うことができます。


 そしてもしかしたらもっといるのかもしれませんね。これを書いているのが私であるという事実を知っている人が。


 やっぱり少し恥ずかしいですけど、別に隠すことでもないですし、それはそれで別の楽しみもあるのかなぁと今は思っています。


 あっ、そうそう、話を戻しますけど、美香の第一声、何だったと思います?


 『幸せだよ』でした。


 もしかしたら、またやせ我慢をしているのかもしれませんけど、もし仮にそうだとしても、それを口に出して言えるってことに、その事実に、感謝したいと思います。


 私にしては珍しく長電話だったんですけど、当時のことも含め、色んな話をしてくれました。


 私と田中の最初の会話の内容は、なんとなくわかっていたけどやっぱりちょっとショックって言ってました。


 でもそれも含めて本当にいい思い出、大切な思い出と言ってくれました。


 そんなやり取りをしていて再度、思ったんです。やっぱり美香とベンガルさんって似てるなぁって。


 性格も全然違うし、正直私もどこが似てるのかよくわからなかったんです。


 でもやっとわかりました、その理由が。


 それは『強さ』です。本当に二人とも恐ろしいほどの強さを持ってるなって。やっぱりそれが魅力なんだろうなって。


 私は以前、鬼神にも勝つつもりでいた若いころの自分に苦笑いしか出ないと言いましたが、本音を言うと今でもずっと、本当は勝てなかったんでしょうけど、そう思っています。


 私は負けることが許されない男だと、ずっと自分に言い聞かせて生きてきました。


 その部分は本当に若かったというか苦笑いしか出ませんが、その思いがあったからこそ、今の自分があるのだと思います。


 でもやっぱり本当の強さというものは、芯であり、それが思いであり、そして、やさしさなんだと思います。


 一見異質であり、同じ土俵には上がらないようなこの強さは、実はある部分において、同じ幹になることがあります。


 それがわかっているから、本能的に感じているから、人は人の『心』に惹かれるんだと思います。


 揺るぎない思い、でも、時と場合によっては、自らの意思で折ることもある。


 ある一つの例えでしかありませんが、そういうたくさんの強さに触れ、今の私があります。




 ベンガルさんはどうでしたか?




 ベンガルさん、私ね、ベンガルさんが言われたあの言葉がずっと耳に残っているんです。


 ずっと耳から離れないんです。


 『思い出って、決して過去の事実のみを示しているわけではなく、今ある思いの引き出しを形成するために存在する』




 ベンガルさんは美香に会ったら何て言うだろうか。


 多分また、私の想像の一歩先を行かれることでしょう。




 ベンガルさん、そして美香、たくさんの強さを、そしてたくさんの思い出をありがとう。


 感謝しています。


 あっ、もちろん佐伯にも感謝してるよ。蛇足みたいになってごめん(汗)これからもよろしくね。


 
【162】

におい?  評価

チュウエイ (2014年11月16日 01時50分)


 突然ですが皆さん、においって気になります?


 香りって言えば、私と同じで爽やかなイメージがありますよね。


 でもにおいって言うと、基本的にそういうイメージはあまりないと思います。


 ・・・ん?ちょっと待て。なんか今ツッコミどころがあったような・・・


 ま、いっか(笑)


 で、どこまで行きましたっけ?


 あっ、そうそう、でも世の中にはにおいフェチと呼ばれる貴公子たちも存在いたしまして、一般的に毛嫌いされるようなにおいでも、その方たちにとってはとてもいい香りになります。


 私は貴公子ではないと思ってるんですが、皆さんはどうでしょうか。


 例えば腋のにおい。いわゆるワキガってやつです。どうですか?


 好きな方います?


 え?好き?そんなあなたは貴公子です(笑)


 私はですね、男の腋のにおいはめっちゃ嫌なんですけど、女性の腋のにおいは全然気にならないんです。


 つまり、男は『腋の臭い』で、女性は『腋の匂い』って表現になるんですよ。


 ・・・って、それってやっぱりにおいフェチ?




 あっ、そうそう、こんな話知ってます?


 とあるカップル。もう長年付き合ってるんだけど、なぜか彼女がエッチを拒む。


 シビれを切らした彼氏は、とうとう怒ってしまいます。


 「好きじゃないんだったら、もう別れる」


 いえいえ、そんなことはありません。彼女はめちゃくちゃ、本当にもう心の底から彼氏のことが大好きです。


 でも彼女には、どうしてもエッチに踏み切る決心がつかない理由があったのです。


 そうです、彼女はワキガでした。


 それを知られるのが怖くて、それで嫌われてしまうのが本当に怖くて、どうしても踏み切ることができなかったのです。


 でももう限界だと思った彼女は、踏み切る決意をします。


 でも彼女は、裸になっても絶対に腋を開きません。においを嗅がれたら、嫌われてしまうとわかっているから。


 両手にいっぱい力を込めて、かたくなに腋を締めている彼女に、彼氏は「大丈夫だよ、力を抜いて」と言った。


 彼女は終わりを覚悟した。あんなに楽しかった日々が、あの夢のような日々が、今日で終わってしまう。でももう、どうしようもない・・・


 腋を開いた瞬間、彼氏はことの全てを理解した。彼女がなぜ、かたくなにエッチを拒んでいたのかを。


 嫌いになったからではなく、好きだからこその拒絶。本当に胸が苦しくなった。


 そして、顔を真っ赤にして恥ずかしがっている彼女をみて、本当に愛おしく、ずっと守っていこうと心に誓うのでした。




 さて、これが私の体験談であるかどうかは・・・・・・想像にお任せします。





 あっ、うそですよ、私ではありませんからね(笑)





 臭くても 全く気には ならないよ だってそれより 愛が大きい


 
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