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【42】

超臨界  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 05時51分)

>語弊があるんじゃ?

確かにご指摘の通りです。

>制御棒自体に核反応を加速させる機能があるか?
>無いんじゃないか?

ある意味ではそうです。
制御棒は核分裂反応を「抑制」する機能を持ちます。

原子炉を起動するとき、どのようにしているかをご存知ですか?
冷却停止状態から、中性子源を炉内に入れて、核分裂反応を誘発させます。
中性子源には、プルトニウム−ベリリウムなどがありますが、手元の専門書に具体例の記載はありません。
ある程度、核分裂反応が起こると、中性子源を取り除いて、核分裂反応を進めます。
核分裂に伴い、ウランは2〜3個の中性子を生成し、炉内の中性子数が増加してゆきます。

>この際、連鎖(反応)速度が上がっていくわけだが、それは本来の速度に戻るだけではないのか??

この本来の速度とは、自動車でフルアクセル状態にある場合に相当するでしょう。
自動車なら、空気抵抗があるため、フルアクセルでも限界速度以上にはなりません。
原子炉内では、自動車のように限界速度がなく、炉心が損傷しても中性子は増え続けます。

>ということは、制御棒自体は、ブレーキの役目だけしかない
>それをどう考えれば「加速させる事が出来る」という論理になるんだ??

制御棒を抜くと、核分裂反応が自動的に加速するなら、制御棒はアクセルと考えることもできます。
制御棒の無い(本来の速度)は臨界ではなく、中性子が増え続ける「超臨界」です。
制御棒とは、自動車のアクセルを調整し、路面がどのような状態でも一定速度を保つようなものです。

核分裂に伴い生成される中性子は2〜3個ですから、この数を1に保つ手段として制御棒は必須です。
完全にブレーキと言えるのは、ホウ素水でしょう。
多分、PWRでは、制御棒の調整ができずとも、核分裂反応を停止するだけの機能を持っていたと思います。

ただ、制御棒を入れるべきときに入れず、事故になった事例が過去にありました。
先程の、One Rod Stock とは、制御棒が一本故障しても、原子炉が超臨界にならない規定とも言えます。
制御棒の操作を誤ると、超臨界状態になってしまう可能性があるだけです。
チェルノブイリは超臨界事故ですが、今の原発では、超臨界にならないように設計されています。

貴殿と他の方との議論に対し、他の方に肩入れしているわけではありません。
制御棒は原発には必須ですので、他の方のご見解を否定するわけにもゆきませんでした。

誤解を招いたようですので、お詫びしておきます。
【41】

RE:今度はこっちか・・・w  評価

見通すお目々 (2011年06月19日 04時23分)

>>加速させる事出来ちゃいますよ。
>確かに制御棒には、その機能があります。

>原子炉では、核分裂反応による中性子生成が増えると、制御棒を入れます。
>逆に、中性子が減ると、制御棒を抜きます。

語弊があるんじゃ?
制御棒自体に核反応を加速させる機能があるか?
制御棒自体には無いんじゃないか?

制御棒を入れる→核反応の連鎖の抑制

制御棒を入れて無い状態の連鎖速度が制御していない状態であって、そこに制御棒を入れると連鎖速度を抑えられると

ということは、制御棒自体は、ブレーキの役目だけしかないわけで、それをどう考えれば「加速させる事が出来る」という論理になるんだ??

制御棒が入っている状態→制御棒を抜く
この際、連鎖速度が上がっていく無制御状態の反応速度の加速は制御棒の機能ではなく、本来の姿だろうと
【40】

E=hν  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 04時02分)

>『福島原発の万が一の事態は、広島に投下された原発の数千倍のエネルギーが原因なんです!』
>の間違いかのー

阪神大震災はM7で、エネルギーは広島原発の1000倍と言われています。
東日本大震災のエネルギーはM9ですから、阪神大震災の少なくとも何十倍。

>どうやったら核爆発でも出ん数千倍のエネルギーがでるんかのーだれか説明してくれんかのー?

別の計算をしてみますと、熱出力が300万kWとすると、毎秒3GJのエネルギー。
それで1年間を秒単位にすると、ゼロがいくつ並ぶか計算もできていません。

1ccの水の温度を1℃上昇させるのに必要なエネルギーは約4J。
放射線は高エネルギーであるため、100Jもあれば、死に至ります。
紫外線は肌を黒く変色させますが、可視光線以下のエネルギーをいくら浴びても、肌は変色しません。

プロ野球の遠投者が何人並ぼうが、1kmの川の向かい側までボールを投げられないようなものです。
大砲を持ってくれば、1基で、簡単に1kmの向かい側まで砲弾を打ち込めます。
これが、E=hν


京都大学原子炉研究所の、故S氏なら、説明できたと思いますけれど。
【39】

原子量と原子番号  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 03時30分)

少しだけ訂正しておきます。

>ウラン238が核分裂すると、一部がプルトニウムになり

238は原子量、ウランの原子番号は92で、ウランの原子核に存在する陽子の数です。

原子番号92のウラン235が核分裂することにより生成された中性子が、
ウラン238の原子核に取り込まれると、ウラン239となり、
ウラン239は不安定なので、ベータ崩壊を起こし、
原子番号93のネプチニウムとなり、さらにネプチニウム239がベータ崩壊を起こし、
原子番号94のプルトニウム239になります。

ウランはウラナス=天王星
ネプチニウムはネプチューン=海王星
プルトニウムはプラトー=冥王星

プルトニウムを発見した、グレン・シーボーグが命名しました。

プルトニウムは有毒ですが、原子量が大きいため、余り拡散せず、炉心内の存在比率も小さくなっています。

>原発では10時間ほどの時間をかけて核分裂をします。

核分裂炉内では、毎秒に相当数(計算はしていません)の核分裂反応が起こっています。

>原爆では、1秒間の何百分の一程度で核分裂が発生します。

原爆は「全てのウラン235」が一瞬のうちに核分裂反応を起こします。
原発では、装荷されたウランが、少しづつ核分裂反応を起こします。
熱出力で約300万KW、電気出力で100万KWの仕事率で、常時運転されています。
制御された核分裂反応であるため、長期間一定の熱出力が得られます。
【38】

RE:今度はこっちか・・・w  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 02時53分)

>ソースよろ〜

ソースはないですが、一応の説明を。
>加速させる事出来ちゃいますよ。
確かに制御棒には、その機能があります。

原子炉では、核分裂反応による中性子生成が増えると、制御棒を入れます。
逆に、中性子が減ると、制御棒を抜きます。
このようにして、中性子が増えも、減りもしないように制御されています。
遅発性中性子というものがあるため、このような制御が可能になっているようです。
このようにして、原発の出力は一定に保たれています。
多分、これで納得頂けるとは思います。

One Rod Stock という条件があるのですが、制御棒が1本入らずとも原子炉が停止できる設計条件です。
米国アリゾナの小出力実証炉では、制御棒が一本入らずに事故が起こりました。
長い間機密にされていたのですが、この事故は、運転員の自殺行為だったそうです。
当時は、類似の破壊工作が行われるのを恐れた当局が、情報隠蔽をしていました。
このように、制御棒で核分裂反応を加速することもできるのです。
チェルノブイリも同じように、制御棒に起因する事故であったようです。
ただ、現状の原発では、そのような事態が起こらないよう、安全対策がなされています。
【37】

RE:白いもや  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 02時14分)

>電源喪失による冷却系の全滅が何を意味するか・・・

大分前に、電源が復旧しましたが、冷却系は働いていません。
全電源の喪失は、想定外だったのではありますが・・・
電源があったとしても、冷却系のポンプやモーターが破損して動作しなかった可能性は指摘されていないようです。
【36】

RE:原発について考える  評価

原子力安全委員会 (2011年06月19日 02時08分)

>PWR圧力容器

すみませんが、PWRは、元々、原子力潜水艦用として考案されたのではないです?
PWRでは、蒸気発生器があり、1次冷却水系と、2次冷却水系が分離されていますね。
1次系が700気圧に耐えうる蒸気発生器とは、どのようなものですか?

PWRの原発は、定期点検の度に、数千本とある蒸気発生器の細管の全数検査が行われています。
現実に、美浜1号機で、蒸気発生器の細管のギロチン破断事故が起こっております。
原子力潜水艦の蒸気発生器は、細管が縦ではなく横型になっていたと思います。
原発の蒸気発生器は、原子力潜水艦と違い、細管が縦になっているという違いはあります。
ただ、700気圧に耐え、10年以上使用可能な蒸気発生器があるのなら、是非、採用したいのですが。
【35】

RE:今度はこっちか・・・w  評価

見通すお目々 (2011年06月19日 02時01分)

>制御棒って、制御するだけじゃないよ。
>加速させる事出来ちゃいますよ。

知らんw
ソースよろ〜
【34】

RE:白いもや  評価

見通すお目々 (2011年06月19日 02時00分)

>原発利権が絡んでるね

原発関連はその利権が巨大

原子力推進派は、プルトニウムの再利用で回せるという点を武器?に推し進めてるってのもあって、もんじゅ&再処理施設等の国の箱物を死守しようと必死

>あの状態でも廃炉にしたくない乗り切りたい、ってのが見え見えなにには参ったね

それほどまでにことの重大さを認識していなかったわけで
電源喪失による冷却系の全滅が何を意味するか・・・
東電自体現実逃避していたとしか考えられん

そんな会社が潰れねーってんだからw
【33】

RE:原発について考える  評価

沖縄県知事 (2011年06月19日 01時45分)

>固定されて点検交換のしやすい商業炉、つまり商業炉は
>そもそも常時最大出力で運転してないわけな。
聞いたことが無いけど「最大出力」とは何?
原発は、常時「定格出力」で運転しないといけないはずだが。
定格出力以下に落とす実験を伊方原発で行おうとしたとき、大反対運動が起きてない?

>軍用は戦闘時に最大出力を超える出力を出す可能性はあるわいな、通常時は低出力運転でもな
出力を変動させる原子炉なら、性能が商業炉よりも厳しくて当然では?

>なんでそう受け取るんやろ?
だから、結局は、軍用も商業用も、事故率は同じでは?
または、用途上、信頼性の高い軍用の事故率が、商業用より高いのでは?

>映画でも115パーセント出力なんちゅう台詞も有るでよ
映画は現実の軍用艦船と同一?

>証拠は?
ピットから漏れ出た水が、ピット塞いでも流出が止まらず、地下に凝固材を注入して流出が止まった。
いくら移送しても、トレンチなどの汚染水の量が殆ど減らないのは、連水管と同じ原理では?

>だったらその映像で放射性物質だって100パーセント解るの?
>例えば黄色で放射線管理マークが付いてたとか。
ここは、指摘されると思っていたから伏せていた。
ドラム缶に、放射性物質の管理マークはついていたが、不自然だったのは、投棄している人の服装が通常。
こんなマークは、現状の画像処理技術で簡単に画像加工ができる。

>PWR圧力容器内部の圧力と外部圧力の関係があるわいな
「内部圧力」と「外部圧力」の違いがありますね。

>商用原子炉の耐圧設計はおよそ175気圧(1750m)
>、軍用がその4倍とすると700気圧(7000m)
この圧力は、炉心内部の圧力ですよね、外部から同じ圧力がかかっても、炉心は押し潰されません?
航空機だって、機体の「内部」を加圧しており、外部からの圧力は試験されていないはず。
逆に、真空蒸留で、減圧する石英ガラスのセル内をアルゴンガスで置換し、液体窒素で冷却した場合、
アルゴンの融点は、液体窒素よりも高いため、蒸留装置内で液化してしまい、
そのまま液体窒素での冷却をやめると、石英ガラスのセルは、「内圧」で破裂するが・・・

>潰れるとか壊れると思うほうが可笑しいと思うけど
艦船の原子炉だって、事故時には停止してしまい、原子炉の内圧は1気圧になるのでは?
内圧が700気圧で設計された原子炉が、外圧100気圧で圧壊しないと保証可能?
多分、炉心外の圧力が1気圧で、炉心内の圧力を、1/100気圧にしても、大丈夫だろうが、
炉心外部から、100気圧の圧力がかかるのを想定して設計してあります?
内圧は考慮して設計してあっても、外圧まで考慮して設計してあります?
外圧と内圧は同じ作用をします?

>航空機とほぼ同一なんよ
>安全基準が8倍ってだけですよ
航空機と同じなら、事故率は、事故機/出荷台数だから、2機が故障し、事故率が2%とすると、
100台生産されているはずだけど、そんな台数生産されてた?
B747−400は、台北空港で、シンガポール航空の便が閉鎖された滑走路に入り、
悪天候の中を無理矢理離陸しようとして、障害物に激突した人的ミスの一機だけのはず。
出荷台数はスペースシャトルよりも遥かに多いと思うけど。
スペースシャトルは、2機とも、機体不良による事故。
軍用機の事故率は、推してしかるべしで、10%超えなどざら。


すみませんが、何も参照せず、記憶だけで書いてます。
間違いを発見したら、後日に訂正します。
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