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トピック
 許してください。。。 Piro (2013年03月27日 11時56分)評価



    滝沢さん追悼 アンコールアワー 


    【記憶の片隅   〜アニキ編〜】

■ 70件の投稿があります。
【7】  6  5  4  3  2  1  >
【70】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月31日 13時42分)

      【記憶の片隅に】  〜アニキ編〜


          Special Thanks


         いただきだ〜
             火薬田ドン 
          赤加速
            カンパチ
       賭博破戒録アカギ
             はぐれべス 
         reochan09
             ルークS
         いえのもの
              パチ屋の狼
        ☆もうイケイケ☆
             act★
         タミネタ
            スロッタマン
          ゆっき☆



      
          監督・原作・編集
            Piro
  

             製作
         −スタジオ ピロリー
【69】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月31日 13時23分)

>前回は8年後だったんだけど、2年はどうした???


 全部の話を時系列で繋げた完全版の製作中に発生した事象です。

    あはは。  笑っとけ笑っとけ。



>次は「日常の事件簿」のリメイクですか?


  よく覚えてますね。。。w あれはクダラな過ぎなので。

   暇だったらクスリ編を少し編集してかなり長編にしようかなぁと。。


  ただ。。 あんま長いと飽きてくるんすよねぇw。

    読み手も作り手も。。。w
【68】

RE:  許してください。。。  評価

タミネタ (2013年03月31日 11時15分)

Piroさん♪ おはよ〜^^


滝さんのご冥福をお祈りして。。。



>6年後


前回は8年後だったんだけど、2年はどうした???



・・・ってどうでもいいこと。。。無粋でした。<(_ _)>



次は「日常の事件簿」のリメイクですか?
【67】

RE:  許してください。。。  評価

ゆっき☆ (2013年03月30日 21時36分)

Piroさん こんばんわ^^


田山プロのパチプロ日記や真剣師 小池重明を思い出しました。


それにしても、文才がおありですね。
滝さんの、身体的特徴はわからなくても人となりはスゴイわかりました。

滝さんとの出会いがそれだけ素晴らしいものだったんでしょうね。

ありがとうございました。
【66】

RE:  許してください。。。  評価

reochan (2013年03月30日 20時59分)

いただきだ~さんと全く同じ気持ちです。

短い桜の花が、さ~と散っていったみたい。

でも、私の中に確かに、この物語が、強烈なインパクトを持って、生きつづけると思います。

願いが叶うなら、いつの日か、次作品に出会えることを夢に見て。

ありがとうございました。
【65】

RE:  許してください。。。  評価

いただきだ〜 (2013年03月30日 19時31分)

そうでしたか・・・

許してください。。。ここに繋がった

動画と違い 文字の世界特有の自分だけの想像を楽しめました

ありがとう!!!


【64】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月30日 19時13分)

  後日、このトピは落とします。

    ご清聴?有難う御座いました。。。
【63】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月31日 09時44分)

       〔あとがき〕




今回は俺の処女作「アニキ編」を少し編集してみました。
 最後までお付き合い頂いて有難う御座います。

どーだったでしょう??
 「これで終わりかよ!」と、思って頂けたら嬉しいですね。。

実は、滝さんのファッションについては最初に少し触れましたが、 身体的特徴は一切書きませんでした。

 その方が面白いかと思って。。  うん。面白いのは私だけかも知れないけど。。。
だって
 本物を知っているのは私だけなんですから。そのくらいはね。。


 そんな滝沢さん(仮名)が 先日、58歳で他界しました。 

実は一年前に共通の友人からの電話で「癌で、もう長くないらしい」と聞いていましたが。

  私はお見舞いに行きませんでした。どんな顔をすれば良いか分からなかったからです。

   ただ。 滝沢さんの最後の顔は見ておきたくて通夜に夜遅くに行きました。

 そしてそんな私を出迎えてくれた 滝沢さんの奥さんが

    「時々、あなたの話をしていたわ」と言ってくれました。 

  私は「そうですか。 すいませんでした。」と頭を下げましたが、

      自分が何に対して謝っているのかは よく分かりませんでした。


今回、【滝沢さん外伝】をアップした時に、

 (自分の親が目の前で他人から怒鳴られる姿を子供に見せるべきではない)とも言えるな。。と思いましたし。

  私が人の親に成った今、そんな考え方に至ったのも
   滝さんの存在が在ってのモノだとも思えました。

   もしかすると 私は滝さんに謝罪ではなくて、お礼を言いたいのかも知れません。。

 今回は話の流れ上、滝さんとの付き合いを8ヶ月程度に設定しましたが
  実際の付き合いは3年以上あったからです。。 

   それでも1回もアニキとは呼べませんでした。
      様々な事が起こり過ぎたのです。


でもね。。今こうして当時を思い出してみても
     私も滝さんの事は殆ど知らないんですよ。  他に知っている事と言えば。。


滝さんは自動車免許を持っていなかった事と。

あのヘアースタイルがパーマではなく、天然のクセッ毛だった事。。

   
     ……そのくらいですねぇ。。





   「あとがき」   終わり
【62】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月31日 09時52分)

   最終話   〔無常〕



あの日以来、
 
滝さんから連絡が来る事はなく、

 俺も 滝さんと出会ったあの町に足を運ぶ事はありませんでした。。




    

       −  6年後  −

         相模大野駅



クリスマスのイルミネーションで飾られた夜の町を 私は彼女とデートしていた。

 買い物をして、食事をして、ゲーセンでUFOキャッチャーとダーツをして。。

    普通の生活の日々を過ごしていました。


ケータイの時刻が明日を告げる前に
  「そろそろ帰ろうか…」と彼女に告げ、パーキングに向かったのですが

  そんな私達を引き止めるかの様に

   寒空の下で踏みつけられたタバコの吸殻を拾い、
 その吸殻をビニール袋に入れながら歩くホームレスが現れました。

  (いい歳して…可哀相にな…)と、そのホームレスを哀れんだ目で見つめていると、

 振り返ったそのホームレスの立ち姿に
   私の時間だけが一瞬にして奪われたのです。

そして、
   止まった時の中で私は声にならない叫び声を上げていました。


  
     「………どーしたの?」

  そんな彼女の言葉で、時間に引き戻された私は

   無言のまま彼女の手を強く握り返し、何かから逃げる様に
    
      急いでその場から立ち去りました。


   目を背ける為に
           うつむきながら。。。


    
       足早に…
              足早に……。








     【記憶の片隅に】 〜アニキ編〜

         − END −
【61】

RE:  許してください。。。  評価

Piro (2013年03月31日 09時04分)

    第17話   〔小田急線〕




滝さんの「出て行け」という言葉が 俺には「二度と顔見せるな」と聞こえました。
 男同士の信頼関係の崩壊が込められていた言葉だからです。


しかし、俺は引き下がらずに滝さんに食いつきました。
 すでに許して貰おうなどとは思ってはいません。
  それは【卑怯者で終わりたくない】という小さなプライドでした。

 「滝さん! 聞いて下さい!俺は外に・・・」


すると。滝さんはさっきとは一変した落ち着いた声で

 真っ直ぐに俺を見て
 
   「俺は出てけっつったんだ。」と言いました。


 その顔は怒っている様にも、泣いている様にも見えました。


   …………


もうナニも始まらない事を悟り、言葉を失った俺は無言で自分のカバンを持ち

  最後に「有難うございました」とだけ滝さんの背中に伝えて あの部屋を後にしました。。



そしてそのまま何事も無かった様に駅に向かい、
  無表情で電車に乗り込んで席に座った俺は

  (元々、あそこは俺の居るべき場所じゃない。 これで救われたんだ。)と

    今夜の自分を納得させていました。

そして
   結局、一度も滝さんを「アニキ」と呼べなかった事に気付くと
       
       生まれて初めて電車の中で泣きました。


 (滝さん…… 俺、逃げたんじゃないよ…信じてくれよ……

     俺…もう少し、アニキと一緒に居たかったよ……)


     電車に揺られながら、声を殺して泣きました。




     「無常」へ     つづく
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