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【9389】 |
SMS (2017年10月07日 22時30分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
おばんです♪ いよいよ万トピに向けて再加速ですね! と、言っても私はNo稼動なのであまり貢献は出来ないかな。 まあ、ピワ活でチラウラ書くチャンスもわずかなので、全国のSMSファンに向けてチラウラ♪を投下します。 チラウラ♪ 『 2度目のラブレター 』 私は野球をするために校区外の高校に進学した。 家からは通学出来ないので下宿をしていた。 父が時々下宿によっては差し入れを置いて帰ってくれた。 3年生のある時、部活を終えて下宿に帰ると父は私の帰宅を待っていた。 父 「ちょっと話がある」 私 「珍しいね」 父 「悪いと思ったが机の上にあった手紙を読んだ」 それは下級生の女子から交際して欲しいと書かれた手紙だった。 当時は野球部というだけでモテる時代だった。 女子から手紙を貰うのも珍しくないし、実際、「応援してます」的な手紙はみかん箱に貯めていた。 ただ、父が指したその手紙は真剣に交際を申し込むだものだった。 父 「お前、返事を書いたのか?」 私 「いいや」 ガツン! いきなりゲンコツが飛んで来た。 私 「見たこともない子なんだよ。それに彼女作る気ないし」 父 「だったらそう返事をしろ!」 確かにその子は随分勇気を出しただろうと思った。 だから、直接返事を渡そう… 翌日、私は2年生のいる棟に行ってその子の教室を探した。 当時は一学年が7クラスあった。 だから、学年が違うと棟が違った。 普段は踏み入れることのない棟、初めて入る教室。 その子が誰なのかを聞いて、その子に直接手紙を渡した。 が、 やってしまった。 クラスの男子の刺す様な視線が四方から飛んできた。 カルビーポテトチップスCMの本田美奈子みたいな子だった。 *「カルビーポテトチップス CM 本田美奈子」でググッたら分かります。 その日のバッティング練習では何回か後輩からボールをぶつけらそうになった。 しかし、次の日から、私がその子に手紙を渡しフラれた、と噂になった。 クラスの何人かの女子から「SMSくんフラれたの?」と聞かれた。 元々彼女を作る気のない私は説明するのも面倒だから「ああ」とだけ答えていた。 その日からバッティング練習でボールをぶつけらそうになることもなくなった。 私が彼女と話したのは手紙を渡す時に「これ」と言っただけだった。 それから2年がたった。 私は京都にある大学に進学していた。 友達と京都のボーリング場へ行った時、彼女は受付のバイトをしていた。 化粧を覚えとても綺麗になっていた。 私は全く気付かなかった。 彼女 「あのぉ、私のこと覚えてますか?」 私 「…」 彼女 「これ、私の電話番号です」 そう言ってメモを渡された。 バイト仲間の野郎達に睨まれている。 やっと思い出した。 それは、『 2度目のラブレター 』だった。 おしまい ^_^ では。 |
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【9388】 |
警報は青が好き. (2017年10月07日 17時28分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
お! 超大作がふたつも♪ ▼塾長 抜け毛対策…肝に銘じておきます(は?) いや、油断したらスグに迫ってきますからね〜 だから日頃のケアは欠かせません♪ 今、増毛についての実証実験中ですが、おそらく年間費用が3000円にも満たないので 成功したら、ノーヘル翔モノでしょうね〜♪ 何時かスウェーデンに行かなくっちゃアカンやろから、燕尾服を用意しとくかw 今日は7の日で輝く予定でしたが-10k発でしたので、トリプルは次回にお預けになりましたw ▼まきりとさん あ…2になっているw 超大作、オツでありました 随所に愛がこもってますね〜ポカポカします(綾波レイ風) てかスマホでこの長文ですのん?スゲェ〜〜っす |
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【9387】 |
まきりと2 (2017年10月07日 13時00分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
うわ、鬼長だった。 ネコりんのレスと占いが【9374】以前にありますー。 皆さん、ご容赦ですー。 ネコりん、元気そうで良かったよん(^^♪ |
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【9386】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時31分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
「色々ありがとう。私、帰ります」 「気を付けてお帰り。道案内をつけるから、今度はすぐに帰れるよ」 いつの間にか、真っ白な毛並みに蒼い瞳の敏捷そうな猫が傍らに佇んでいる。 「この世界の道案内において、この御仁に叶う輩はいないからね。 じゃ、ブルー。頼んだよ」 ニャーと鳴く代わりに、蒼い瞳の猫は応えた。 「承知」 (素敵!猫ちゃん、喋れるんだ。) 持ち前の胆力で、お波流はブルーと呼ばれた喋れる猫と共に、りとの家を後にした。 細かい事は咎めずに、包み込む度量は大きいが、それでいて繊細。 思いやりに溢れ、いつも前を向いて、真っ直ぐに咲くアヤメのような女性、お波流。 「あっしもご一緒させておくんなせぇ」 「まぁ、進さん!あの時は、ありがとう」 お波流に惹かれる人間がまたひとり加わって、我が家への道中は更に賑やかになる事だろう。 時は秋。 お波流の細い首筋を照らす茜色の光も、柔らかくあたたかだった。 |
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【9385】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時29分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
目覚めた時、お波流はお波流だった。 「還れたんだ。私」 「少しは遊ばせてやりたかったが、アンタ、よっぽどみんなに会いたいんだねぇ」 女は薄く笑ったが、その目にさっきまでの妖しさはもう見えない。 「あのまきりと号はね。2号なんだよ。 アタシは1号でアツコは3号。 アタシとおりととアツコはね。噛めんライダーをなりわいとしてるのさ」 いや、その当て字は、まんま事実を語ってしまってますが。 噛めないんですね。 お口のご事情で。 お波流は、突っ込みたいのを我慢して女に聞いた。 「どれくらい寝てました?私」 「ほんの一刻だよ。アツコの世界じゃ時間が止まってる。ずっと昭和だからね」 (なるほど。 ずっとユーロビートが最高だものね) 「貴女のお名前は?いったい貴女は何者なんですか?」 女は笑い、お波流に応える。 「あたしはマキリ。 歯無の三姉妹の長女だよ。 次女のおりとがここへ向かうようにまきりと2号を差し向けたから、同じ二つ名のよしみでお前さんの望むものを処方した。 疲れていたから三女のアツコの世界で遊ばせてやろうと思ったが、1番の望みは、皆の元へ帰る事だったようだね」 同じ二つ名? 花の三姉妹 歯無の三姉妹 ハナの三姉妹 …確かに。 |
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【9384】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時27分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
一斉に鳴き始めるカエルたち。 ケロッケロッケロッとは鳴かないで 根性根性ド根性ー♪とも鳴かないで カエルカエール♪ お波流にカエル カエルカエール♪ おうちにカエル カエルカエール♪ 愛しい我が家 うちにぃー 帰ればぁー♪ セキスー イハウスー♪ カエルたちのカエルコールが木霊する カエルたちの髪形は、テクノカットにリーゼント 首に巻かれたタオルは「 YAZAWA 」 ピピピピピ お波流の懐からポケベルが鳴り響く 「今夜はギロッポンでシースーだよ」 アツコのギョーカイ用語が唸る いつの間にか、手にはジュリ扇が みんなみんな昭和だった 昭和のレジェンド、アツコの必殺技発動の瞬間だ 「今までありがとな!達者で暮せよ!」 アツコが手を差し伸べる 握り返した時、アツコが叫んだ 「その名の元へ。還れ、お波流よ!」 |
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【9383】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時24分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
「進さん。 思い出したわ。みんな、みんな。 葵ちゃん。 仁杏ちゃん。 把夢太朗さん。 笑声さん。 そして、そして。 米庵先生。 私、帰らなくては。 みんなが待ってるあの庭に あたたかなあの場所に」 「アツコさん。私、帰ります」 琥波流人が真っ直ぐに見つめる先にいたアツコが、大きなため息を一つ吐き出す。 「そうかい。時が来たんだね」 観念したアツコがドラ声で叫んだ。 「STOP THE MUSIC!」 流れ続けていた音楽が止み、静寂が訪れる。 「わかったよ。コバるん。アタシにまかせな」 アツコが叫ぶ。 「おまえたち!おっぱじめるよ」 |
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【9382】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時22分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
捕えられていたのは男だった。 彼は手に持っていた花束を差し出そうと足掻きながら、アツコではなく琥波流人に応える。 「琥波流人の歌姫。思い出しておくんなせえ。貴女には待っている人がおいでなさる」 花束に手を伸ばしたお波流は、その強い香りに目眩がしたが、中を覗くと更に強い目眩に襲われた。 これは。この記憶は。 「ん?コバるんの追っかけかい? にしても、変わった花束だねぇ。 花の種類がバラバラじゃないか」 そこにあったのは 愛らしく揺れるスミレ 清らかな香りを放つサクラ そして 真っ直ぐに凛と咲くアヤメ 米庵先生のお庭に咲く、あの花達だった。 |
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【9381】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時21分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
悪気なくリクエストされて、その度歌って来た彼女だが、今夜はとても疲れていた。 歌いながら涙が零れ落ちる様を見て、アツコが慌てた。 「どうしたんだい?喉が痛むのかい?」 首を振り更に泣き続ける琥波流人に、更に慌てるアツコ。 その時、護衛らしきいでたちのカエルが報告の声を上げた。 「ご報告するでケロス。怪しい輩を捕まえたでケロス」 カエルたちが連れて来たのは人間だった。 この世界で琥波流人とアツコ以外の人間を見る事はなかったため、カエルたちが騒ぎ出す。 ケロケロケロ? ケロケーロ! ケロケロケロケロ グワッグワッグワッ 「静かにおし!」 アツコが一喝し、男に話しかけた。 「お前は何者か?どうしてここにいる」 |
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【9380】 |
まきりと2 (2017年10月07日 12時18分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
目覚めた時、彼女は歌っていた。 聴いているのは洋服を来たカエルたち。 ここは何処か別の世界だ。 何故なら、ここはいつも夜だから。 コバルトの宵闇の中、ひとり歌い続ける夜の歌姫。 彼女は歌う事は得意だったし、とても好きだったが、もうずっと歌っている事に酷く疲れていた。 そして、何故か、いつも心が急いでいた。 カエル達に悪意は感じられない。 むしろみんな、彼女の歌に癒やされて、以前よりもっと優しくなった。 だが、彼女は。 ここでは琥波流人(コバルト)と呼ばれていた。 彼女自身も自分がお波流である事を忘れていた。 それでも、胸の奥にはいつも、何か大切な事を忘れていると言う思いが燻っていた。 もう、どれくらい歌い続けているのか。 思い出せそうな時は決まってあの人がやって来る。 アツコ姐さん。 前下がりボブにボディコンシャスな昭和のダンシングクイーンだ。 「コバるんや。今夜もアタシのために、歌ってちょんまげ! 曲はモチロン、ユーロビートでオールナイトよ♪」 |
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