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【81】 | RE:「シナサイ」の世界 もぐさ. (2018年10月20日 02時02分) |
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先ずコレですが・・・ ■抜粋1■ 無機物の自己組織化は、生命でしか見られないと思われていた秩序めいた構造が、非生物でも起こりうるという驚異的な発見だった。――― 細胞というものは、たった一つの物であっても、非常に複雑な組織から成り立っていることが判明しています。 近年、分子生物学の研究が進むにつれ、細胞や細胞の構成物質のことがよくわかるようになってきたそうです。 それによって無生物の中から生命が発生することは、何億年かかっても起こり得ないことが分かってきました。 細胞の構成物質であるアミノ酸程度のものは、自然界でも普通に形成されることがあることは知られています。 しかしアミノ酸と一個の細胞とでは、砂粒と超高層ビルディングとの差ぐらい複雑さの点で大きな差があるのです。 生命の最小単位である一個の細胞でさえ、それが形成されるためには 想像を絶するほど多くの幸運が重なり合わなければなりません。 無生物の中から一個の細胞が自然発生することは 大地の中から東京タワーが自然に出現することより、もっと難しいのです。 ■抜粋2■ 「もっとも、このような発見をしたプリゴジンでも、『散逸構造論』だけでは生命誕生の説明にはならないとしている。―中略― 僅かな温度差でも、ミクロの異物の混入でも、ほんの些細な系の初期値の違いによって自己組織化の構造は大きく変化するだろう。」――― ここで自己完結してますから、この人は分かってらっしゃる。 その先は無いのです。それが例外を許さない科学の論拠なのです。 ■抜粋3■ イングランドは、自然界に「散逸構造」が存在するという認識だけでなく、それがある方向(物質がより効率的に自由エネルギーを吸収し、散逸させる構造への方向)に変化(進化)することを示した。――― ■抜粋4■ 「この研究では、『なぜ』物質が無生物から生命に進化したのかの根本的問いを、最近定式化された熱力学から見た自然選択進化の理論(同年発表の彼らの論文を指す)を用いて究明する。――― 自然な状態では、エントロピー(無秩序さ)は必ず増大の方向へ向かいます。 エントロピーが減少するのは、外部から減少させるような"働きかけ"がある場合だけです。 今日、科学の発達により、生物の細胞は極めて高度な秩序形態を持っていることが明らかにされました。 数百倍の顕微鏡しかなかった時代には、細胞の構造は単純なものと見られましたが、以後の研究により、 細胞は、たとえ単細胞生物のものでも、きわめて微細で複雑な構造を持っていることがわかったのです。 このようなものが、無生物から自然の過程を通して生じたとする進化論は、全くエントロピーの法則に反しています。 無生物から、細胞という高度な秩序形態へと移行することは、自然の過程では決して起こり得ないのです。 そのような移行が可能となるのは、ただ、外部からそれを可能にする"働きかけ"があった場合だけです。 「偶然」は、このような働きかけとはなり得ません。 ■抜粋5■ 「生命の起源を追求することは無駄な努力と思われる。生命はその全体において物理的(natural)なプロセスであり、熱力学第2法則に基づくのだから、明確な起源などはない。――― ■抜粋6■ 私たちの生きる「目的」が宇宙のエントロピー増大という訳の分からぬ原理のためだとは悲しい。――― このサイトの主は嘆いてますね。つまり「死ぬために生きているのか」と。 ここの段落は長くなるので省きます。文字数制限1600字overでアウトです。 ■抜粋7■ そしてその「台風」が意識や知能を持つまでに至った。物理法則に(表面的には)逆らう秩序の系が、その内部に自我をもつ。――― こんな文面は笑っちゃいます。 科学者でも物理学者でもない私から見ても、子供だましの根拠を欠いた論説に見えますね。 以上!現場からでした〜 (≧∇≦)ゞ |
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【86】 |
もぐさ. (2018年10月22日 23時56分) |
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これは 【81】 に対する返信です。 | |||
■抜粋5■「生命の起源を追求することは無駄な努力と思われる。― 省 略 ― 明確な起源などはない。―― ■抜粋6■私たちの生きる「目的」が宇宙のエントロピー増大という訳の分からぬ原理のためだとは悲しい。―― ご覧のように、このサイト主は『死ぬために生きているのか』と嘆き、絶望していますが、 このことを掘り下げて考えるため、まずは進化論と創造論の違いを理解する必要があります。 【進化論】 生物は造物主によって現在の形のまま創造されたとする種の不変説に対して、原初の単純な形態から次第に現在の形に 変化したとする自然観。一九世紀後半ダーウィンらによって体系づけられ諸科学に甚大な影響を与えた(大辞林 第三版) 進化論は、日本ではあたかも科学的真理かのように教えられているが、 実は証明された説ではなく、あくまで仮説の域を出ない。 また上記の定義からもわかる通り、進化論とは創造主による介入を抜きにして 生命の起源を説明しようとする説であるため、その考え方の本質とは「無神論」だと言える。 しかし、神が存在しないことは科学では証明できないので、 突き詰めれば、進化論には特定の信仰を前提とした宗教的な性質があることがわかる。 【創造論】 宇宙や生命などの起源を、聖書の創世記にある「創造主なる神」に置く考え方であり、 その神によって天地万物の全てが創造されたとする様々な議論を意味する。 創造論は「創造主なる神」を元に考える説であるため、進化論の場合と同じく、 その前提には特定の信仰が関係していると言える。 とはいえ、生命に関して観察できる事実は、創造説と実によく調和する。 *進化論を信じる場合の人生観・世界観 人間の存在自体には、特定の目的があるわけではなく、全ては偶然の結果である。 全ての人に道徳的責任を求める神は存在しない。 そのため、究極的には、人は自分の好きなように生きれば良いとなる。人は死んだら無になる。 そのため、人生の目的は今をいかに良く生きるか、ということに集約される。 老化や死や苦しみは、自然淘汰の中で遠い昔から繰り返されてきたのであって、 避けられるものではなく、これからも同様である。 *創造論を信じる場合の人生観・世界観 人には、創造された目的と確かな意味があり、それは神と共に永遠に歩むことである。 人には責任を負うべき神が存在するため、人は神を意識して、神に対して生きる必要がある。 人は死んでも無にはならず、死後には裁きある。そのため、地上の人生では永遠の未来を見据えて、 良い生き方を選ぶ必要がある死や苦しみの原因は、アダムとイブに始まる「創造主に対する反逆」である。 そのため、神に従うことによって、創造主の恵みによる「永遠の命への道」を選ぶことが、根本的な解決策となる。 以上の点から、創造論・進化論・どちらの立場を信じるかは、 私たちの人生の生き方を大きく左右する、極めて重要な問題だと言えそうです。 |
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【82】 |
紫の戦士ナスビ (2018年10月20日 11時36分) |
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これは 【81】 に対する返信です。 | |||
熱力学第二法則が進化論を否定するって本当? https://rikeijin.com/post-485/ 続 https://rikeijin.com/post-499/ |
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